潰瘍性大腸炎という病気

皆様こんにちはデザイナーの睦です。

このたび、安部総理が辞任されるとのこと、SNSのニュースで知りました。

潰瘍性大腸炎が悪化したそうですね・・・前回も一度、潰瘍性大腸炎の悪化が原因で、総理を辞任されていますね。

かくいう私も潰瘍性大腸炎でして、今年の7月始めに、内視鏡専門クリニックで2年ぶりの大腸検査を受けてました。

潰瘍性大腸炎というのがどんな病気か、知らない方も多いと思うんですけど

・一日に何十回とトイレから出れなくなる腹痛 ・発熱・下血・貧血・下痢 ・難病指定 ・長い間罹患していると大腸癌のリスクが高くなる ・国から助成金が出る ・原因不明の免疫疾患 ・良くなったり悪くなったりを繰り返す ・完治はせず、一生つきあっていく

という病気です。

最近は患者が増えてきているようで、私の周りでもちょいちょい潰瘍性大腸炎に罹患している人の話は聞きますね。

私の場合、幸いかなり軽症なほうで、薬を飲んでなくても腹痛もなく下痢もなく、下血のみ。1番症状の軽い直腸型です(炎症が直腸のみにとどまる)

しかし、そんな私でも毎日9錠の薬を飲み続けるように言われました。 そして毎年の内視鏡検査は絶対。

今は薬のおかげで症状がでてないんですけど、それでも毎日6錠飲みつづけないといけないそう。 (治ったと思って薬をやめたら、すぐにぶり返すから)

検査とともに、食事指導もされたのですが、症状がでている時の食事制限といえば、何食べて生きたらいいんですか?と思うレベル。

そして、私が既婚で若い夫婦という事もあり、先生から妊娠した場合のお話がありました。

先生:「お子さんを考えておられる場合、潰瘍性大腸炎だと、そのへんの産婦人科クリニックでは受け入れてもらえないと思います。」

とのこと。

さすがに私もこれは衝撃でした。

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]妊娠&出産するあかつきには、近所のきれいなクリニックで快適かつ、美味しいお祝いディナーをイメージしてたのに・・・!?[/word_balloon]

だって潰瘍性大腸炎といっても、私は普通になんでも食べるし、お酒も飲むし、こんなに元気なのに!?

普通の人と変わらないと思っていたのですが

先生:「悪化した時に、普通の産婦人科クリニックではフォローアップできないからね・・。潰瘍性大腸炎に強い消化器科がある所(いわば総合病院)でないと」

先生:「お子さんが出来たときは相談に来てください。紹介状書きますから。」

とのこと。

自分の症状は全然たいしたことないと思ってても、潰瘍性大腸炎と診断されたからには、お医者様的には決して軽んじれない病気なんだなと実感しました。

モデルの高橋メアリージュンさんも潰瘍性大腸炎持ちで、おむつを履きながらモデルの仕事をされていたようです。

症状がひどい人は、大腸を全摘出して、人口肛門になる病気。

人口肛門とは、手術で腸の一部をお腹の外に出して新しく作る排泄物の出口のことです。

普通の人は便意を感じると、トイレに行き、自分のタイミングで排泄しますが 人工肛門の人は、自分の意思とは関係なく排泄されるので、排泄物をためるポケットを装着することとなります。

有名人でいうと、先日お亡くなりになられた渡哲也さんが人工肛門だったことで有名ですね。

症状がひどくなると普通の生活を送れなくなる指定難病なのに、日本ではまだまだ認知度が低い病気です。 [word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]ちなみに安くて手厚い保険にも入りにくくなるよ![/word_balloon]

潰瘍性大腸炎は、ストレスですぐに悪化する病気なので 総理大臣という、日本で1番矢面に立つ職業を長年にわたり就任されていたということは、この病気を知っている人からすれば、決して軽んじれないことだと思います。

安部総理大臣としての成果を、国民としてどう評価するかは人によって違うと思いますが、難病を抱えながらも日本のトップとして長期間働き続けた1人の人間に対して思う言葉は「お疲れ様でした」でありたいと個人的に思いますね・・。

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]総理大臣だろうが、普通の社会人であろうが、誰でも身体1つに命1つですからね・・・。[/word_balloon]

潰瘍性大腸炎のすさまじさがわかるツールとして、「腸よ鼻よ」という漫画があります。

この漫画のおかげで、現在は昔に比べて若者に潰瘍性大腸炎の認知が広がりました。

腸よ鼻よ

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]GANMA!っていう漫画アプリか、Webで無料で読めるよ!画像にリンク貼っておいたんで、そこからも飛べます。[/word_balloon]

この漫画は、作者自身の潰瘍性大腸炎の闘病エッセイです(現在も奮闘中)

作者が経験している潰瘍性大腸炎のあまりの凄まじさに笑えないはずなのに 濃いキャラクター達の軽快なやりとりに、思わず笑ってしまうギャグ漫画です。

今回の安部首相辞任の件で、もっと潰瘍性大腸炎の認知が広まり

少しでも症状がある人は、できるだけ軽症のうちに病院に行ってもらいたいと思います。

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