共働きか専業主婦か、どちらがいいか。

皆様こんにちはデザイナーの睦です。

最近、21歳の女子大生がyahoo知恵袋に投稿した

「専業主婦になりたいと望むことはダメな事でしょうか?」

という質問がネット上で物議を読んでいるそうですね。

どうやら世の中からは厳しい声が多いようです。

別に、21歳というとても若い年齢から専業主婦を目標に婚活に励んでいれば、専業主婦をさせてくれる男性にめぐり合える可能性は充分あると思いますし 本人達がよければいいのではと思うのですが・・・まぁ、このご時勢ですから、色んな意見がありますよね(∵)

専業主婦かぁ。

ずっと専業主婦になりたくて、実際に専業主婦になった女性を知っていますが、その人はいつも専業主婦の辛さをこぼしていました。

「これなら働いていたほうがよかった」と。

専業主婦か、共働きか。それぞれ大変な面がありますし、家庭によってどっちが合うかはそれぞれですよね。

ちょうど先日、私たち夫婦もそんな話をしたところです。

先日の夜、食後にKさんと2人でゴロゴロしながらお喋りをしてしているうちに、いつのまにそんな話になったのか、「専業主婦/共働き」の話になったのです。

Kさんは結婚する前、私に

「専業主婦になりたかったら自分がもっと頑張るから専業主婦になってくれていいし、共働きの方がよかったら共働きでもいいよ。」

と言いました。

私はKさんのお給料を生活費とし、自分のお給料は全て家庭の貯蓄に回したかったので、共働きにしようと伝えておりました。

そして、自分の母親もずっと仕事と家事を両立しながら私と姉を育ててくれた為、いつか自分が結婚したら自分もそうやって子供を育てていくものだと思っていたのです。 祖母も祖父が倒れるまでは働いていたし、そういうものだと思っていました。

Kさんのお宅は逆にお母さんも亡くなられたお婆さんもずっと専業主婦をされており、親戚のご夫婦も専業主婦の方がほとんどだそうです。

異なる家庭環境で育った私達。

私は結婚するまで一度も1人暮らしをしたこともなく、家事は全て母任せ。それがいきなり自分でやらなければならないことになるので 一緒に住みだしたら私にかかる負担がとても大きくなるんだろうなと覚悟していました。

それは私が女性が仕事もして家事もする家庭で育ったから、私がするのが当たり前だと思っていたからです。

Kさんは、男性だけで家族を養い、女性は専業主婦の環境で育った為、そうでない場合は旦那も家事を分担して当たり前。だと一緒に住む前から言っていました。

実際に一緒に住みだしてからも、Kさんが家事を完全に分担して担当してくれている為、私の負担は想像していたより何倍も軽いもので

一緒に住み始めた頃

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]ムーちゃんにとって、どの家事がストレスになる?[/word_balloon]

と、私が好きではない家事を予め聞いて、それをKさんが担当してくれているのもとても助かりました。

一緒に住みだして三ヶ月経ち、自分たちの生活のリズムがつかめてきた今、Kさんがおもむろにこんな事を言い出しました。

「最初はほんまにムーちゃんは専業主婦でも共働きでも好きな方を選んでもらっていいと思っててん。でも今は、共働きでよかったなぁって思ってる。

と。

それを言われたときは、そう思うのは金銭面でのことだろうか?と思ったのですが [word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]もしムーちゃんが最初から専業主婦になってたら、家事をしてくれる事に感謝はしてたと思うけど、毎日の家事がどれだけ大変か、身をもってちゃんとわからんかったと思うから。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]だからこの先ムーちゃんが産休や育休でどうなるかはわからへんけど、今 共働きで自分も家事して、家事をすることの大変さ、家事をしてくれる事のありがたさをを知ることができた。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]奥さんが専業主婦やったら家の事を任すが普通だと思ってけど、自分が身をもって家事の大変さを知ったから、この先ムーちゃんが専業主婦になっても手伝うべきやって気づけてよかった[/word_balloon]

とのことです。

それを聞いて私は目から鱗がポロポロ落ちました。

だって共働きでも家事は女性がするものだと思っていたのに、専業主婦で家事を旦那さんに手伝ってもらうという発想がなかった。

それではKさんの負担がどうなるのかと思いますので実際に手伝ってもらうかどうかは別として、思いもよらないKさんの気遣いにビックリした私。

一緒に住み始め、付き合っていた頃に比べてやはりお互い遠慮がなくなってきた部分もありますが、いつも私が思いつきもしない優しさや思いやりのカタチを教えてくれるKさんを尊敬しています。

結婚前、Kさんと名古屋旅行に行った時の話ですが 朝、洗面台でメイクをしている私の横で、Kさんが私の使っている化粧品をじ~~っと見ていました。

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]最近の化粧品ってかわいいねんな。[/word_balloon]

とKさんが言うので

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]なんなんw もしかして興味あったりするん?笑[/word_balloon]

やけに化粧品を熱心に見ていたので、ちょっと冗談で茶化そうとした私。

するとKさんがしれっと私の化粧品を見ながら

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]うん。[/word_balloon]

と即答するので

(え!!???まさかそういう趣味が!??)

(どうしよう!人の趣味を否定はしたくないけど、どうしよう!?)

と内心ビックリしたら

[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]ムーちゃんの使ってる化粧品知ってたら、ムーちゃんが忙しい時、俺が買いに行けるやろ。[/word_balloon]

としれっと言うKさんに、この時も鱗が落ちました。

男性は化粧品に興味ないもの 男性が1人で化粧品コーナーに行くのは恥ずかしいもの

って思い込んでいたから、まさかそんな風に言ってくれるとは想像もできなかったのです。

私も教えてもらいながら、そんな優しさにお返ししていきたいと思います。

そして、今 私とKさんが2人で分担してやっているそれ以上のことを、今まで母はずっと働きながら1人でやってきてくれたんだなぁと思うと、やはり凄いなぁと思うのと 実家で一緒に住んでいた頃、私が考えていたよりも何倍も母の負担は大きかったのだと思いました。

私は子供がいない今でさえ、Kさんに半分負担してもらってこれだから。

母はずっと、いつも女性ばかりが大変な思いをすると言っていました。

働いてればOKの男性とは違い、女性は働いて家事も育児もしなければならないと。

私は母を見て「そうなんだ、そうだろうな」と思ってました。

結婚して、共働きの女性が辛く大変な思いをするのは当たり前だと。

でもそれは当たり前でもなんでもなくて

母にそう思わせていたのは世間の風潮ではなく、私たち家族であって 私たち家族がもっと協力的であれば、今までたくさんの負担がかかっていた母は、このような不満を持つことはなかったのかもしれません。

女性だけが仕事、家事、育児と多くを負担して、大変なのは当たり前ではないはず。

専業主婦か、共働きか、どっちの方がいいかは私には判断できかねますし、最近では「専業主夫」なんて言葉もあるぐらいですから、家族という概念はどんどん形を変えて多様化していっています。 大切なのはどちらにしてもどれにしても、家族で思いやって支えあうことだと、そんな誰でもわかってるようなことを自分達で生活を作り始め、教えてもらってですが、改めて気づくことができました。

自分が置かれている環境によっていつのまにか自分の中でできあがってしまう硬い硬い塊である「固定概念」は、相手の立場にたって考えて思いやる柔らかな感情で、いくらでも柔軟にカタチを変えられるんだなぁと思った夜でした。

今回はそれらしい画像がないので、本日お休みのKさんが作ってくれた今日のお昼ご飯をのせておきます(●´_ゝ`●){テヘへ

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