一周忌
皆様こんにちはデザイナーの睦です。
昨日は祖父の一周忌法要でした。
一周忌法要を迎えるまで、祖母も母も法要の準備を手伝ってくれた祖母の姉妹の方々も色々とせわしなかった日々でしたが
おかげさまで無事、法要を終えることができました。
色んな方に来ていただいて、祖父も喜んでいることだろうと思います。
祖父のお葬式の時もそうだったけど、寂しさや悲しみだけでなく笑いもしっかりとある祖父の法要は
祖父の生き様をなんともあらわしているようで、私も嬉しい気持ちになります。
昨日はいつも来てくださるご住職ではなく、30歳という若いお坊様でして
少しくだけたかんじの説法もわかりやすかったです。
「お題目を読んでくださる声も大きくて私こんな檀家さん初めてでテンション上がりました!」
テンション上がりましたww
テンションあげあげ↑で鈴を打ち鳴らしていたお坊様でした。
叔父:「お寺までの帰り道はわかりますか?」
お坊様:「あ~・・・大丈夫です!太陽に向かって帰ります!」←多分それでは寺に帰れない
お坊様がイケメン&おもしろいということで
親族のおばば様達がキャーキャーなっておりました。大人気でした(´_ゝ`)笑
きっと祖父がそんなおばば様達の横で「ワシの方が男前やろ?」とでも言っている気がします。
お坊様:「いやぁ、皆さん明るくて素晴らしいですね!」
叔母:「もうそれだけが皆とりえなんですぅ~!」
叔母の言葉に思わず皆で笑ってしまいましたが、皆で明るく過ごせることが何より一番ですね!
皆でワイワイと昼の会食も終わり
粗供養のお配りも終えて、無事に祖父の一周忌法要が終わりました。
私の祖父でありながら、父でもあり、友人でもあり、先生でもいてくれた祖父。
祖父が生きていた頃は、祖父が亡くなってからも祖父から学ぶことがこんなに多いなんて思ってもいませんでした。
「わすれられないおくりもの」という絵本がありまして、私もその絵本を大事にとっています。
賢くて、なんでも知っているアナグマはいつもみんなから頼りにされ慕われていました。
でも秋の終わり、年取ったアナグマは亡くなりました。
仲間達は悲しみでいっぱいで、みんな、どうしていいかわかりませんでした。
季節は流れ、春になると森のみんなは外にでてアナグマの思い出を語り合います。
カエルはスケートを教えてもらいました。
キツネはネクタイの結び方を教わりました。
村中で評判の料理上手なウサギの奥さんは最初にアナグマから料理を教わりました。
誰もが、いろいろな形でアナグマから何かを教わっていたのです。
アナグマはみんなに、宝物となるような、知恵や工夫を残してくれていました。
最後の雪が消えた頃、アナグマの残してくれたものでみんなの哀しみも消えていきます。
そして、みんなのアナグマに対する思い出も楽しいものだけに変わっていったのでした。
タイトルの「わすれられないおくりもの」というのは、年老いたアナグマが森のみんなに残した知恵や工夫の事なのです。
祖父が亡くなった今、私はこの絵本の伝えてることを身をもって知りました。
「人が生きた」ということはこういう事なのかと感じております。
祖父は亡くなったけど、祖父が生きた証は私達の中に残っています。
人が生きてきた証っていうのは、人の中に残るものなのだなぁ。
たくさんの親族に囲まれ、祖父の御前にたくさんお供えが並んでいるのをみると
私は祖父母や両親が築いてくれた人の縁の中で守られて生きているのだなぁと改めて感じた一周忌法要でした。
無事に一周忌法要を終えれたのも、祖母や母をお忙しい中 支えてくださった方々や、いつも気にかけてくださる方々のおかげです。
本当にありがとうございました。