デザインプロデューサー育成講座

皆様こんにちは デザイナーの睦です。

昨日は「デザインプロデューサー育成講座」に行ってきました。

2016.0901-01

講師は株式会社久宝金属製作所の川添光代さんです。

「光代さんって呼んで下さい。社員のみんなにもそう呼んでもらってるの。呼び捨てでもいいけど、さんをつけてもらえるとなお嬉しいですね(笑)」

と冒頭で仰られた気さくな女性でした(●´∀`●)

最初に参加者の皆さん、一人一人前にでてマイクで自己紹介から始まります。

私が一番最初でして、私が自己紹介をした後に光代さんが

光代さん:「私、全員の方のホームページを拝見させていただいてるんです。」

私:「あっ!そうなんですか!」

実は部長によると、講義の参加者のホームページをチェックする講師というのは、凄いことだそうです。

それだけ光代さんは参加者のためになる話をしようと親身になって考えてくださっているんだと思いました。

光代さん:「おたくの会社はとてもエネルギッシュですねぇ(^^)」

この言葉を聞いて一瞬

2016.0901-02jpg 2016.0901-05 2016.0901-03jpg 2016.0901-04

このページを見ての感想かなって思ったけど

光代さん:「5S活動もすごく熱心にされておられてねぇ(^^)」

と仰られたので、

よかったー!そっちー!と思いました(●´_ゝ`●)

講義のテーマは「経営者の目線から」というものでして

日本語の講師をしていた光代さんが、突然会社を継がなくならねばなり そこで直面する雇用問題、新商品の問題、地上げ問題、赤字問題などなど・・・

たくさんの問題をどう解決していったかということをお話されました。

最初は光代さんもデザインと無縁の世界にいたので、いざ新商品を開発しようにもデザインの事がさっぱりわからない。

「こりゃデザインについて勉強しなきゃダメだ!」ということでセミナーに行かれたそうなんですが

その時出逢った講師の方に

「デザインとは、かっこいい形を作ることではなく、暮らしぶりを提案すること」

と教えていただき、たいへん感銘を受けたそうです。

「かっこいい形っていうのはわからへんけど、暮らしぶりの提案なら4人の子ども育ててるし私にもできるんちゃうか!」と。

私もそれを聞いてなるほど。と思いました。

デザインってのは絵心があるとかセンスがあるとか、特別な勉強を受けた人にしかできないものではなく 誰かを思いやる心があれば、本当は誰にだってできるものなんだなぁと思いました。

知識だ技術とかいうのは、後からついてくるもんなんだなって(´∵`)

「デザイン」と聞いて、人が思い浮かぶのは、なんとなくお洒落な感じのイメージじゃないですか。

でもそもそもデザインというのはお洒落な形うんぬんかんぬんよりも

「伝える力」で、

私もそれはわかっているつもりだったんですけど、どこか漠然ととらえていた所がありました。

ポスターとか、イラストとか、平面的なデザインだとわかりやすいんですけど、 プロダクトデザインで考えた時に、うまく自分で意味を噛み砕けてなかったと思いました。

でも光代さんの講義で

「暮らしぶりの提案をすること」という言葉や

「本当にいい商品っていうのは、人があれこれ喋って営業しなくても、手にとればちゃんと商品が相手に伝えてくれるんですよ。」

「そうなると、こっちが喋らなくても、相手から色々と商品の事をきいてきてくれるんです。」

っていう実体験をもとにしたお話を交え、教えていただき

(こういうことなんだな)と思いました。

光代さんは講義の中で

「形は心を表す道具であり、デザインはそれをどう表すかという仕事です。」

という言葉を繰り返し仰られておりました。

私も今度新商品を作るときは、

【ちゃんと暮らしぶりを提案できる商品であるのか】、

たとえ提案できるものだったとしても、

【生産者の私達からのメッセージを、ちゃんとエンドユーザーに伝れる形になっているのか?】

ということを考えようと思います。

実際にエンドユーザーが手に取った時にメッセージが伝えられない形であったなら、そのメッセージにふさわしい形になっていなければ、 それはただの提案という名の生産者側に都合のいいこじつけになってしまうから、エンドユーザーは選んでくれないだろうなっていうことがわかりました。

光代さんは

「商品だけでなく、会社のロゴ、ホームページ、パッケージ、全てが会社の顔なんです。そこにちゃんと会社の理念がこもってないとダメ。」

と仰られておりました。

会社のロゴやホームページが会社の顔っていうのはもちろんなんですけど、パッケージに会社の理念をこめるというのは目から鱗だった・・・。

今まで私はパッケージデザインを考える時、「商品の世界観にあうもの」ばかりを考えたり

iPhoneケースなら、1つのパッケージで色んな柄に対応しないといけないから「どんな柄にも対応できるもの」ばっかり考えてて

会社の理念をパッケージにこめるという発想はありませんでした。

光代さんが実際作られている商品を実際に手にとって見せていただいたんですけど (パッケージは商品をとりだした後は捨てることが前提な物なのに、そこまで考えるんだ!)というぐらい徹底して、実際に手に取られる方への配慮を考えられたパッケージでした。

いつもはセミナーといえば、部長も一緒なのですが、今回シリーズになっているセミナーは原則一社一名ということと

なかなか社外に出ようとしない私の成長の為にも私一人で参加することになってて、最初はかなり足取り重くセミナー会場に向かってました。

だから実は最初は講義が終われば、その後にある交流会は参加せず風のようにその場を去るつもりだったんですが 光代さんの気さくな雰囲気のおかげで参加しやすく、私も交流会に参加してきました(´∀`)

交流会で他の企業の参加者の方と名刺交換などもさせていただいたんですが、皆さんも気さくな方が多く、次からは足取り軽く会場にいけるなぁとホッとしました(●´_ゝ`●)

次の講義テーマは「コトのプロデューサー」についてだそうです。 ちなみに講師は毎回変わるそうですよ!

次の講師は大阪ガスの方です。

光代さんは、ご自分の会社の事を10人ほどの小さな町工場だと仰っておられました。

今度の講師の方は社員がどれほどおられるのか全く検討もつかないほど大企業の大阪ガスさん・・。

きっと光代さんとはまた違った視点でのお話なんだと思います。

どんなお話をされるのか全く想像がつきませんが、今回の光代さんの講義のように、また何か得れるようしっかり聞いてきます!(●`・ω・´●)

(´▽`)ノ.。.:・MILCA YahooShopはコチラ☆.。.・゜☆.。

ヘッダー