職業体験 - milcaworld

皆様こんにちはデザイナーの睦です。

明日から職業体験で中学生が2人来るんですって！

職業体験・・・懐かしい響きです。私も中学生の時、職業体験をしました。

他の中学校はどうか知らないけど、

私の通っていた中学校は、どんな職場でも自由に選んでOKですが自分でそこに頼みに行くんです。

で、職場の方に職業体験の了承をもらったら

改めて先生から連絡を差し上げるという形でした。

懐かしいなー。私は姉と、友達2人と老人ホームで職業体験をしてきました。今思えばなんで老人ホームだったのか、自分でも思い出せません。

そしてそこで体験させてもらった事といえば、

おむつなどの整理をしたり洗濯物を畳んだり

レクリエーションに参加したりという事でした。

そこの老人ホームはそこに住んでいる人と、

自分の家で住んでいる人が決まった曜日に来たりで

近所では結構大きめな老人ホームでした。

雑用の仕事がひと段落つくと

その老人ホームに住んでいるお婆さんの話相手になってあげてとスタッフの人に言われ、

私と姉はとあるお婆さんの部屋に行きました。

そこは個室ではなく、相部屋でした。

ちょっと病室っぽい雰囲気だったのを覚えています。

祖父母と一緒に住んでいたし、

祖父母と同じくらいの年齢の人達に囲まれて育ったので

ご老人の方と喋るのが苦手でなかった私たちは

そのお婆さんと最初はとりとめもない話をお喋りしていたんです。

しばらくするとお婆さんは自分の家族の事を話しだしてくれました。

そのお婆さんは

休日になるとたまに家族が来てくれるそうで

ご家族はちょっと遠い所に住んでいるという話だった気がします。

お婆さんの言っていた事はうろ覚えなんですけど

お婆さんの目から、何度もゆっくりと涙がこぼれてた事は今でもよく覚えています。

あのお婆さんは嬉しくて泣いてたんだっけ。

それとも悲しくて泣いてたんだっけ。

もう思い出せないけど

私と姉に

「喋れてよかった。ありがとう。」

と言ってくれました。

多分ね、多分なんですけどね遠いところから家族が来てくれるという嬉し涙だったとしてもなかなか会えないという悲し涙だったとしても

やっぱりお婆さんの本音は寂しかったんだろうなぁと思います。

あの時はまだ子供で、お婆さんに気のきいた言葉なんか言えなかったけど

大人になって、今思い返してみると・・・・・

あの時よりも、言葉につまってしまいそう。

あの時は何も知らない子供だったけど

大人になって、働く立場になって、

世の中には複雑な事情がたくさんあるんだと言う事をあの頃よりも知ったから

お婆さんにどんな言葉をかければいいのか

あの時以上にわからないなぁ(´∵`)

あの時、何て言えばお婆さんは一番喜んでくれたのかな(´∵`)

頭で覚えている事は時間が経ったら忘れてしまう事もあるけど、心で覚えている事は時間が経っても忘れないですね(´･ω･`)

明日から来てくれる中学生達が、

弊社からどんな事を学びとってくれるかはわからないけど

大人になっても何となくでいいから

心で覚えている事が少しでも残れば嬉しいですね！

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