3.11

皆様こんにちわ 店長の睦です。 今日は3月11日ですね。 3月11日という日は この先も日本人にとって 決して忘れられない日であり続けると思います。 あの日、まだ大学生だった私は授業を午前中で終え 家に帰ってました。 リビングでずっとプレイしていたゲームが ようやくエンディングを迎えかけていたところでした。 イヤホンをつけながらゲームに没頭している私。 すると前に座っていた姉が 「ムー、地震や」って話しかけてきたのですが 私は揺れにまったく気付いていませんでした。 揺れてるというのは揺れの体感だけでなく 周囲の窓ガラスや棚の音とかでも判断しますよね。 なのでイヤホンで完全に聴力をジャックしていた私は 全然揺れに気がつかなかったのです。 あれ今考えると危ないわ・・・。 しかもあの日の大阪の揺れ方って、まるでめまいのような 普段の地震とは違う揺れ方だったから。 「え?揺れてないと思うけど。」 「いや、揺れてるって。地震やわ。」 ってな事を言ってたんですが 私もすぐに異変に気付き 「いつでも外に逃げれるよう、1階でテレビ(地震の情報がわかるから)つけて様子をみよう」 とMr.とマダムをつれて 感動のエンディングを迎えているゲームも持って 1階に行き、テレビをつけました。 すると、想像していた以上の大地震で テレビの前で固まって画面を観たのを覚えています。 職場にいる母に電話するもつながらず、 母からも何回も私達に電話していたようですが 繋がりませんでした。 そして毎日繰り返しテレビで放送される 津波による同じ日本でおこっている出来事とは思えないような光景 原発事故 CMすら放送されなくなってしまったテレビ 被災地から離れていて 生活に直接の影響はあまりなかった大阪に住んでいる私ですが あれほど不安な一週間をすごした事はなかったです。 (日本はどうなるんだろう)って初めて思いました。 それからすぐに大学の卒業式でした。 卒業式で先生がみんなそろって地震の話をしていました。 先生は 「こんな時こそ、デザインのチカラというのは必要なんだよ。」 って言ってた。 デザイン=伝えるチカラ 確かにそうかもしれない。 復興支援のプロジェクトで 宮城県女川町で行われている「女川ポスター展」 約60人のクリエーターたちが、 何度も現地と各商店を訪ねて打ち合わせ・取材・撮影などを行い、 完成させたポスターが秀逸だと話題になっています。 インパクトのある、なんともユニークなポスター達がそろっています。 検索したらいっぱいポスターの画像はでてくるんですけど 実際にこのポスター展、行ってみたい。 どのポスターも 震災にあっても地元を愛し、前に向かって歩こうとする被災地の方々や それを伝えようとするクリエイターの情熱を感じる素晴らしいデザインばかりです。 被災地で多くを失いながらも、 このようにどことなく笑いを誘うポスターは少し意外なようにも見えますが 震災の凄惨さを前面に推したデザインよりも、何倍も心惹かれるものがあります。 この一枚がぐっときた。

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