選択

皆様こんにちわ 店長の睦です。 昨日のMILCA会議でiPhone6ケースの発売日が決まりました。 ここで告知しちゃっていいのかな。 わかんないから、こっそりとこのブログだけで告知しとこ。 一応、昨日の会議では12月10日に決まりましたよ。 しかし只今、 なかなかのスケジュール過密っぷりなので もしかしたら発売日変更になる事もあるかもしれません。 だからここだけでこっそり告知。 ちゃんとその日に発売できるように頑張りますよー! 早いもので大学生の時にMILCAのデザイナーとして働き始め(当時はまだバイトだけど) なんだかんだでたくさん商品のデザインをさせてもらいました。 この事ブログに書いた事あったっけな。 何年もブログ書いてたら何の事書いたかちゃんと覚えてないんですけど(笑) 第一弾目のMaryAngelaのアイラッシュケースを作った時は なんかもう色々プレッシャーで プロのデザイナーさんがリードして教えてくれているにも関わらず もうそれはそれは 後にも先にも人生で一番の病み期突入しておりました。 商品開発も慣れた今では あの頃のように押しつぶされそうな気持ちになることはなくなりましたが あの時は本当に家族や友人に迷惑や心配をかけまくったと思います。 ある日、大学から帰ってきて商品開発しに会社に行かなきゃいけない時 情緒不安定でイライラしまくっていた私は 姉と口論になりました。 そのまま会社に行ってパッケージデザインなどをしてる時も 怒りが収まらずイライライライラしていたのですが そんな時今はもう退職された当時の工場長に別室に呼び出されました。 まだ当時バイトだった私はその工場長の事を 「おっちゃん」って呼んでいて おっちゃんは毎日下の自販機でコ―ラを買って持ってきてくれたり いつも気さくに話しかけてくれて 私もそんなおっちゃんを慕っており いつも上から現場で働くおっちゃんの姿を見かけたら 手をぶんぶん振っておりました。 おっちゃんは部長から私の病みっぷりを聞いていたらしく 別室に呼び出された私は 「1人で抱え込んだらあかんで」 「ホンマにつらかったらすぐおっちゃん達に言うんやで」 って気遣ってくれました。 それ聞いて私は自分はとても情けなくなりました。 というのも今ではだいぶ労働時間や体制を見直されましたが 当時私が大学生だった頃の現場は ちょっとここに詳しく書くと労働基準法がどうちゃらってことになるかんじの 一言でオブラートに包むと 「みんなフラフラだった」感じです。 中でもおっちゃんは徹夜して仕事をしていて その時も金型の締め切りがたてこんでいたのか 何日もろくに寝てないような感じでした。 こんな状況のおっちゃんが私を気遣っていてくれて 情けないやら申し訳ないやらの気持ちでいっぱいになりました。 私はぐっすりと睡眠をとっているし昼間は大学でのびのびと過ごしてる。 それなのに私は自分がしんどいって事ばっかりで 周りに迷惑や心配をかけまくり イライラの気持ちをぶつけてしまう。 そんな自分があまりに卑小に感じた私は反省し 仕事帰り姉にお詫びのケーキを買って帰り仲直りしたって事があったんですが あれももう3年以上前の事になるのか〜。 なんかここまで書いて、この話前にもブログで書いた気がしてきたわ。 多分あと2回くらい忘れてまたこの話ブログに書く気がするな。 あの頃に比べ、メンタルがずいぶん図太くなりました。あ、体も。 おっちゃん元気かなぁ。 もしも会社に遊びに来てくれたら 増えたMILCAの商品や3Dの仕事を見てもらえるのにな。 似た感じの話になってしまいますが 高校生の頃、祖父母の家で家族とご飯を食べていた時 なぜかその時私は無性に機嫌が悪くイライラしていたのです。 イライラしたきっかけや原因というのはありませんでした。 でも無性にイライラしていたのです。 私は感情や体調がホルモンの影響を受けやすいので 今思えば多分あれホルモンのせいだったんだなって思うんですけど まぁ当時の私はそんな知識もなく ただ無性にイライラして不機嫌でした。 当然の事ながらそんな私の理不尽な態度に母は怒りましたが それがまたイラッときて 私の不機嫌メーターは上がり続けておりました。 すると、となりでご飯を食べていた祖母に 「むっちゃん、なんかしんどい事があったら言ってな。 むっちゃんがつらかったら、ばぁちゃん達まで悲しくなるやん。」 って言われて 思いもしなかった言葉に 祖母に感謝したのと同時に あまりに子供っぽすぎる自分が情けなくて 消えてなくなりたい気持ちになった事がありました。 あの食卓は生まれて初めて 自分の事を心から情けないと反省した出来事だったので 今でもよく覚えています。 子供の頃は、大人は何でもできる存在だって思ってました。 小学校休みたくても親が許してくれなかった時とか特にそう思いましたよ。 母の教育方針は「37.5度以上でないとそれは熱じゃないから学校行け」でしたから なかなか一日学校休むのも母の許可がおりず(多分父だけなら楽勝だった気がする) 子供には選択権がない。 大人になったら何でも自分の好きなように選択できるんだって 毎朝悔しい思いをしましたね。(特に冬) だから大人になったら、大人の権限で会社休みまくってやると思ってました。 まぁ実際そんなわけにもいかず入社してからずっと毎月皆勤ですよ。 祖父が倒れ入院した日も3Dの仕事の締め切りが迫っていたので 半ば呆然としたまま午後から仕事に行きました。 いざ自分が大人の仲間入りするとわかったけど 大人って完璧じゃないよね。 たまに町で見かける、子供以上に 周りに迷惑かけまくりなわけのわからない大人もいるよね。 きっと子供のころは有無を言わさず、 自分と関係の深い大人に影響されて染まってしまうから 周りの環境って本当大事だと思います。 でも、高校生あたりからバイトもできるようになり 全く関係のない大人の関わりを持つ機会が増えますよね。 周りの大人のいいところや悪い所をたくさん見て 自分がどんな大人になっていきたいか ちゃんと選択していくって事は大切だなぁと まぁこんな事を書きながら実際の私は 自分が選択していった目標の大人になるどころか 目標の3Dモデリングの完成すらままならないっていうね。 まだ寝たいのに学校休む許可をもらえず 迫真の演技だった仮病も見抜かれ 大人を羨み恨んでいたあの頃の私に言いたい。 大人やるのもなかなか大変やで。

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