お漬物

皆様こんにちわ 店長の睦です。 仕事を辞め祖父の介護をしてる祖母ですが どうも寂しくて仕方ないらしいという話を母から聞きました。 元々お客さんが毎日のように来る家ではありますが それでもやはり仕事を辞めると 人との会話も刺激も少なくなってしまいますもんね。 祖父がちゃんと喋れればいいんですけど そういうわけにもいかないし そうやって1人誰とも喋らずボーっとしていると 色々不安になってくることもあるのでしょう。 どうやら祖母はふさぎこんでいたようでした。 私も毎日欠かさず行くと言う事は難しいと思いますが これからはできるだけ仕事終わりそのまま祖父母の家に行こうと思います。 昨日、仕事が終わってそのまま祖父母の家に行き 祖父が寝ている部屋の隣で 祖母とお茶を飲みながら色んなお話をしました。 そして料理の話になったんですが 祖母に料理の仕方を色々教えてもらいましたよ。 煮物やお味噌汁、お漬物などなど・・・ 美味しく簡単に仕上げる為の祖母流の工夫など教えてもらいました。 今若者のお漬物離れがすすんでいるそうですが 私は子供の頃からお漬物が大好きです。 今は市販のお漬物を食べる事が多いですが 祖父母と一緒に住んでいた頃は 祖母が漬けてくれたお漬けものを食べていました。 「白菜も好きだけどナスのお漬物も好き!」って言ったら 「今ナスビあるから漬けてみる?」と祖母。 2人で台所に行き、すぐに食べれるビニール袋で漬けるお漬物の作り方を教えてもらいました。 そんなこんなしていると 母も祖母達の晩ご飯を持ってやってきました。 そしてビニール袋に入ったお漬物を持って 母と一緒に帰ったんですが 玄関まで見送りに来てくれた祖母は 「これから毎日仕事終わったら家寄り。 昼間作りたいメニュー言っといてくれたら ばぁちゃん材料買いに行っとくからな。」 って笑っていました。 そんな嬉しそうな祖母を見て 母も嬉しそうでした。 祖父はカメラの話をしている時が一番嬉しそうだったけど 祖母は料理の話をしている時が一番嬉しそう。 祖父がもし喋れたら 「ワシの事はええから、ばぁちゃんの事頼むわな。」 ってきっと言うだろうな。 これからは仕事終わり 祖母に料理を教えてもらいに行ってきます。 私が祖母の味を引き継いでいきたい というのももちろんあるんですが これで少しは祖母の寂しさが紛れて 祖母孝行もできればいいなと思います。

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