施餓鬼

皆様こんにちわ 店長の睦です。 今日は近所の墓地で施餓鬼(せがき)があります。 いつみても施餓鬼(せがき)って怖い字面だな。 餓鬼道に堕ちた者に施すと書いて 施餓鬼。 餓鬼道とは、 貪欲だったり嫉妬心が強かったり 人を騙し私腹を肥やすような人が堕ちるとされている地獄です。 口に食べ物を入れても火になってしまい 永遠と飢えに苦しむ地獄ですよ。 ちなみに子供の乱暴な呼びかたで「ガキ」というものがありますが これは子供が食欲旺盛だからというのが 「餓鬼」と呼ばれる所以だそうです。 もともと乱暴な呼び方ではあるけど こうして由来を知ると最低な呼び方だな。 施餓鬼には毎年行くんですけど その墓地には母方の親戚がたくさん眠られているので 毎年たくさんの親戚に会います。 屋台もでるのでちびっこ達には嬉しいでしょうね。 私も子供の頃はお墓参りよりも屋台の方がメインでした。 施餓鬼の由来については2年ほど前にこのブログで書いたと思うので 知らない方は一度ご覧になってくださいね。 施餓鬼かー。 お盆休みは終わってしまいましたが お盆ってその土地の風習がよくでてますね。 精霊馬ってあるじゃないですか。 あの お盆の始まりは ご先祖様が早く我が家に帰ってこれるようにキュウリで馬を作り そしてお盆の終わりには ご先祖様がゆっくりとあの世に帰って行けるようにナスで牛をつくるやつ。 あれ、ある地域ではミニカ―を飾ったりするそうですよ。 かっこいい! でも免許ない人はどうするんだろ。 自分で運転しなくても、自分を待つ家族の元に 勝手に届けてくれるんだろうか。 これぞまさにオートマの極みですね。 ちなみに 私が死んだらネコバスで帰ってこれるように ネコバスのぬいぐるみがいいです。 これね、有名な怖い話なんですけど 海沿いの、ある町では お盆のある日、 絶対に夜の海を見てはいけない日があるんだそうです。 その日の夜はみんな 玄関の鍵はもちろん、窓の鍵も全部閉めて 家から一歩も出ないそうですよ。 私はお盆に限らず 夜の海というのは想像しただけでとても怖いです。 浅瀬にたつのはもちろん 浜辺にいるのもイヤだな。 そういえば、 母がお盆前に Mr.とマダムに一度海を見せてあげたいと言って 父と真夜中から車で出発して 朝の海で遊ぼうかなと言ってました。 お盆の海にMr.達を連れていくのは止めてと 私と姉で止めましたが。 そうそう、あと関西では地蔵盆もちょうどこの時期ですね。 昔は地蔵盆が日本全国でやるものだと思っていたから 近畿地方だけの行事だと聞いたときいた時はビックリしました。 関東は稲荷信仰の方が強いから 地蔵盆が定着しなかったようですね。 ちなみにお盆は省略された呼び方で もともとは「盂蘭盆(うらぼんえ)」 これはサンスクリットの「ウランバナ」の音写語だという事も以前書きましたが 「地蔵」も元々 サンスクリット語の「クシティガルバ」の意訳だそうですよ。 クシティは「大地」ガルバ「胎蔵」の意味で 「大地」「胎蔵」をあわせて「地蔵」となったそうです。 お地蔵様は子供を守る神様です。 近畿圏内に住んでいる方なら知ってると思いますが だから、地蔵盆の主役は子供たちなんですね。

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