MAMA

皆様こんにちわ 店長の睦です。 夏の名物詩 ほん怖が今年も放送されていましたね。 最近のほん怖は怖いというか もはやギャグかと思ってしまう チープな幽霊の描写が多くてあまり好きではないのですが なんだかんだで毎年観てしまいます。 ほん怖は特番でする今より 毎週木曜日に放送していた時の方が怖かった気がする。 あの時はまだ私達も子供だったからかな。 せっかくのお盆休みだったので ホラーDVDを借りて観ましたよ。 ギレルモ・デル・トロ監督の 「MAMA」 このおぞましくも どこか絵本にでてきそうなママのパッケージが素敵です。 しかしこの監督 子供と母親が関係するホラー好っきやのぅ・・・。 ギレルモ・デル・トロが携わった 「永遠のこどもたち」 が私の好きなホラー作品なので観てみました。 実はこの作品の元になったショートムービーがあり そのショートムービーは以前から公開されていたのですが その映像がなかなか怖くて DVD化されたら絶対に観ると決めていたのでした。 ショートムービ―↓↓

作品を観た感想としては ぞくっとするシーンがいくつかありました。 なんかこの監督のホラー演出は どこか日本のホラーチックですね。 外国のホラーって、怖さが右肩上がりにハイテンションで盛り上がっていくイメージですが この監督のホラー演出は 静の怖さの中に 心臓を射抜くような鋭い怖さがある所があります。 日本には 幽霊になっても子供を育てる女性の絵が描かれている掛け軸や そんな怪談話がたくさんありますが この作品を観ていたらそれを思い出します。 なんとなく観ていたら、 予想していない所でいきなりゾクッとさせられるシーンが多く そういうシーンはあまり派手な音響を使われていないのが逆に怖い。 この作品にでてくる幽霊(ママ)は あまりアップに映さない方がよかったなという印象。 目とかめっちゃCG感でてたから。 でも影だけの描写とか カメラから離れて 輪郭もハッキリしていない時のママは怖さが輝いてました。 この監督の母子を描くホラー作品は ただ怖いだけじゃなくて そこに 母から子供へ与える愛情と 子供が母に求める愛情がしっかり描かれていて ただ怖いだけで終わらないのがいいですね。 観た人によってハッピーエンドか バットエンドか意見が分かれるエンディングが多いのも特徴だと思います。 でもそれってハッピーエンドだけを狙って作ったり バッドエンドだけを狙って作ったりするよりも 難しいエンディングなんでしょうね。

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