「The Child Who Was Never Born」

皆様こんにちわ 店長の睦です。 今日はある彫刻をご紹介しますね。 「The Child Who Was Never Born」 というタイトルのこの作品。 これ、何を表している彫刻だと思います? 掲載しているサイトが全部英語なんで 正確に細かい所まではわからないんですが これは中絶し悲しむ女性と、生まれてこれなかった子供の像なんです。 子供を中絶した悲しみに気を病んでしまった母親に 生まれてこれなかった子供が 「もういいんだよ」とメッセージを送っている姿だそうです。 ネットで話題になっていて知ったのですが 私も、こんな胸をうつ彫刻を見たのは初めてです。 生まれてこれなかった子供をガラスで表現する発想は イメージ的にも視覚的にも的確で凄い。 気を病んでしまった母親の像は石像ですが、 本当に涙が滴り落ちているように見えてきます。 中絶に関しては それぞれ色んな事情があって、 色んな想いがあるだろうから 私がここでなんやかんやと書ける事ではないし 難しい事ですね。 世の中色んな人がいますから 無計画に子供を作り何度も中絶を繰り返すような女性もいれば 死ぬほど悩んで、死ぬまでその事実を背負い続ける女性もいれば 様々だと思います。 今現在も背負い続けている女性にとって この彫刻が救いになるのか、 もしくはその反対になってしまうのか私にはわかりません。 でも、この作品の作者の方が そうして悩み続けている女性の悲しみを そっと優しく包み込もうとしているのは この作品を通してすごく伝わってきます。 優しくて、悲しくて、温かい作品だと思いました。

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