花盗人

皆様こんにちわ 店長の睦です。 明日からMILCAは3連休です。 3連休といえば嬉しすぎて いつも1日目の昼にはサザエさんシンドロームにかかるんですけど 今回は休みが始まる前から サザエさんシンドロームにかかってます。 始まりがあれば終わりもある・・・。 人生の儚さの縮図ですな。 さて!! 話は変わりまして 幼馴染のお母さんがね 花をいつも大切に育てているんですけど 珍しい花を買ってくるたびに盗まれるんですって。 「花盗人は罪にならない」 なんて言葉がありますけど なるわ。 普通に窃盗罪だわ。 実はこの言葉、狂言「花盗人」からきているそうで 桜の枝を盗もうとして捕まった犯人が 歌を詠んでその風流さに許される話だそうです。 短歌「われが名は花盗人と立てば立てただ一枝は折りて帰らん」 「和泉式部集」恋の部、藤原公任の歌です。 意味としては 「私のことを花泥棒というのなら、言えばいい。 どういわれようが、私はこの一枝だけは折って持ち帰ります」 といわれているそうです。 すごい開き直り。 花を手折って持ち帰るのも 花の美しさに心を惹かれたためであり それは風流な心の表れだそうですが。 たくましい野花でもないかぎり 花の美しさは大切に育ててる人がいるからこその美しさなわけで それを横取りするとは風流どころか 窃盗罪がどうとかよりも なんとも無粋な話です。

ヘッダー