祖父

皆様こんにちわ 店長の睦です。 このブログには 落ち着いたら書こうと思っていたのですが やっと今、書ける状態になったので書こうと思います。 相変わらずショップブログとは思えないほど 私事です。 先日、成人の日の 真夜中3時半の事でした。 祖父が、脳幹梗塞で倒れました。 このブログにも何回も登場している祖父です。 祖父は去年、前立腺癌の放射線治療を終えたばかりで やれやれ、これで一安心と思っていた矢先の出来事でした。 救急車で祖父は脳神経外科に運ばれ 私達家族も病院にかけつけました。 祖父の精密検査を終え、 先生から言われた事は 祖父は、脳梗塞だけでなく、肺炎にもなりかけているそうです。 しかも脳幹にできてる梗塞は 脳梗塞の中でも特に場所が悪いらしく 呼吸などをつかさどっている場所なので 「人工呼吸器をつけなければ存命ができない。」 とのことでした。 実は、祖母の父(私達からすればひぃじいちゃん) も、脳梗塞と肺炎を患い、人工呼吸器もつけていました。 そして、亡くなりました。 しかも、この日はひぃじぃちゃんの命日の日。 祖母は人工呼吸器をつけてつらそうにしている ひぃじぃちゃんをずっと見てきたので 人工呼吸器をつける事をとまどったようですが 母と叔父が、なんとしてでも生きさせてくれと言いました。 色々説明を受けたけど まとめると 「このままでは命も危ないし、 命を取り留めたしても元の体に戻る事はかなり難しい。」 でした。 体も動かないし、しゃべる事もできないんですって。 信じられませんよね。 だって、倒れる前に 私、祖父母の家で祖父と一緒に 普通に焼き肉食べてたんですよ。 いつものように 「しっかり食べてるか!ホラ、まだこれ残っとるがな!」 相変わらず、食え食えうるさかったんですよ。 それがいきなり、倒れて 体も動かないわ意識もないわ喋れないわ 命の危機だわ そんな 説明受けてる私達家族の横で 体中に管やらなんやら通されている祖父が寝かされてるんです。 家族みんなが、これは悪い夢じゃないかと思いました。 私も、何度も これは夢じゃないかとも思ったし それ以上に これが夢であってほしいとも思いました。 ですが残念ながら、現実だったわけです。 祖父はそのまま、集中治療室にはいることになりました。 朝になって、イトコや親せきに電話したら みんな電話越しに泣いてたなぁ。 朝になって、 目を腫らした、前日成人式を終えたばかりのイトコ達が来ました。 イトコの振袖姿の写真、とってもきれいだったのに まだ祖父はその写真を見てないんですよ。 そして親戚も来ました。 誰が来ても、人工呼吸器をつけたまま、目を覚まさない祖父。 それから、私と母は 会社のお昼休憩をずらしてもらって 集中治療室の面会時間である2時〜3時の間に 毎日祖父に会いに行きました。 すると、病院の治療のおかげと祖父の生命力の強さもあってか 日に日に、人工呼吸器のレベルが低くなってきて だんだん自分の自発呼吸を取り入れたモードに変更されていきました。 体中に繋がれていた管も少なくなってきて 人工呼吸器が完全に外れた頃、 祖父の命の危機はなくなったと言われました。 そして、昨日、 いつものように母と集中治療室に行くと 看護師さんに 「今日、一般病棟にうつりますよ」と言ってもらえました。 それを聞いて母は泣いてました。 祖父に話しかけると 「うん・・うん・・・」 って意識おぼろげですが、答えてくれるし 頷きもしてくれる。 昨日は手もあげてくれました。 車いすに乗るリハビリもしているようです。 ただ、意識もはっきりとしているわけでもないし 脳幹にできた梗塞のせいでまぶたも開けないし 首がまだ安定しないので  自分で操作したりなんていうのは まだ全然できないのですが、 それでも今は嬉しい。 本当に、たったの10日程で、よくここまで回復してくれました。 これからは、とにかくリハビリの日々です。 祖父の「ご飯しっかり食え」の催促や カメラについて語ってる時のうれしそうな声や しょーもない冗談や 祖母との小言の言い合いを、早くまた聞きたい。 祖父がこうなって思う事は 祖父の存在の大きさでした。 私は中学生になるまで 祖父母と同居して育ったので (今でも家が自転車1分の距離) 自分でも、祖父の存在の大きさは自覚していたのですが 思ってた以上だった。 よく私達が子供の頃 食事時に祖父は 「ほら、ばぁちゃんのお手伝いしたり。」 「もー。なんでうちらに言って、じぃちゃんは せぇへんのー」 「おれは一家の大黒柱やらかええねん(ドヤ顔)」 「なんやねんな、それー!」 って会話をしょっちゅうして そのたびに、私はしゃくぜんとしない思いだったけど 本当に、家族の中心に立ってる大きな柱だったわ。 そしてそれは私達家族だけでなく 毎日仕事があるにも関わらず来てくれる 親戚たちを見ていたら 親族の中の祖父の大きさも知りました。 親戚・・と言っても 祖父は鹿児島からでてきてるので 自分の本当の血縁者達ではなく 祖母の方の親戚たちです。 祖父は、自分のご先祖様以上に いつも祖母のご先祖様を大切にしてた。 毎週、休日はいつも一人ででも 祖母の親族の墓参りをしてた。 親族が集まる行事ごとで 挨拶をするのはいつも祖父でした。 そして、毎晩のように 祖母方の親族は 祖父母の家に遊びにきてました。 今、祖母方の親族は毎日病院に来てくれるどころか 仕事で帰りが遅い母と、 白内障の手術で入院している祖母(今日、退院します)に代って 毎晩晩ご飯を作って我が家に持ってきてくれます。 祖父母が誰かにしてきた事が、 今私達にかえってきてるんだなぁと思うと 本当に頭があがりません。 そして私達もこのことは忘れずに 次は私達がしてくれた人達に返していく番なんだなと思いました。 昨日は、一般病棟に移れるぐらい回復したという事で 祖父が倒れてから今まで張っていた気持ちが緩み なんだか一気に疲れが押し寄せ 11時前には寝てしまってました。 そして家族は今日みんな寝坊・・・。 とにかく、これで一安心! また気持ちを切り替えて 祖父と一緒に家族も頑張っていこうと思います。 どれだけ回復してくれるかとっても楽しみです! (´▽`)ノ.。.:・MILCA YahooShopはコチラ☆.。.・゜☆.。

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