不思議なことも

皆様こんにちわ店長の睦です。私は今まで、ホラーは大好きだけど実際に幽霊というものをみたことはありませんでした。だから、視える人というのは一体どんな風に視えるのか、まったくわかりませんでした。霊能力を持つ方がシックスセンスの映画はあれは完全に視える人が監修している映画だと言っているのを何かの動画で見つけました。今度、機会があればみてみようと思います。今日、私はまだ空が暗い時間に目を覚ましました。何か、怖い夢をみていたというのは覚えていますが今はどんな夢だったかは覚えていません。隣に姉と母が寝ています。部屋も、障子越しに見える空の色も真っ暗です。（嫌な時間に目が醒めてもたなぁ・・・。今何時やろ・・・）と目をこすって掛け時計をみようとしましたがメガネが手元のなかったので、みえませんでした。 iPhoneも、どこに置いているかわかりません。（まぁいっか・・・寝よ・・・）と、何気なしに横に寝返りをうってリビングに体を向けた時です。一瞬、時間が止まったかと思いました。 キッチンに、知らない女の人が立っている。 体は痩せてて長い黒髪で赤と緑の花柄のワンピース柄を着てるけど全体的に茶色のようなシミになっててワンピース自体もくすんでいます。ノースリーブで肩の所にはひらひらしたフリルがついてました。茶色なのは服だけじゃなくてなんだかその人の肌もまるで長い間外に放置してた雨水が入ったバケツを頭からかぶったようなそんなよごれ具合でした。（濡れてはない）若いようにみえるけど・・・後ろ姿だから、ハッキリとはわかりません。向こうを向いてちょっと、うつむき加減でピクリとも動かないまま立っている。思いだして絵にするとこんな感じです。幽霊を見た人の体験談では「一目で生きてる人じゃないってわかった」というセリフがありますが（これか）と思いました。なんだか、その女の人の周りだけこの世界から切り取られたような・・・違う空間が広がっているというかその人を纏う空気が明らかに異質だと思いました。私はその後ろ姿をガン見しながら（幽霊が視えるってこんな感じなのか・・・。）と思いました。この時は恐怖というよりなるほど・・・という気持ちが大きかったです。ここで、前によんだ怖い話を思い出してしまった私。ある女の子が夜中に目が覚めたら部屋に知らない女の人がこちらに背を向けたまま立っていたらしくその女の子は直感的にその女性を絶対に振り返らせてはダメだとおもったそうな。そして、その女の人を視てから家族がおかしくなりはじめたというものです。もう、怖い話ではこちらに背を向けて立っている幽霊を振りかえらせて怖い思いをしない事なんか一つもないんですよ。だから、私も女性に気付かれる前に見なかった事にしてこのまま寝ようと思いました。ゆっくりと体を正面に直して目をつむります。すると、今頃恐怖がきたのか心臓がバク、バク、バクと大きく脈打つのを感じました。するとまたここで怖い話を思い出してしまった私。ある修学旅行の夜幽霊をみた女の子が、急いで部屋にもどり布団に逃げ込んで寝たふりをし幽霊から逃げようとするんですけど部屋にやってきた幽霊はその部屋に寝ていた生徒、一人一人の手を触り脈打つ早さで、だれが自分の事をみたのか調べるという怖い話です。私も、今脈を調べられたら終わりです。落ちつこうとすればするほど、脈は早くなっていきます。（視てはいけない、視てはいけない、視てはいけない・・・）と思いながらリビングの方をチラッ・・・ ま、まだいてるぅぅぅぅぅ！！ もう絶対あっちをみない！絶対にみない！！！ ・・・チラッ いてるぅぅぅぅぅぅぅ！！！ その女の人がまるでゴキブリが走るように四つん這いでこっちに寄ってくる所を想像しッヒィィィィィ！！と恐怖に胸が締め付けられながら またチラッ・・・・・・・・・・・ ・・・・・あれっなんか・・・・女の人いなくなってるし・・・・。えっ・・・・？？女の人ってただの見間違い・・・・？？？そのわりにハッキリ女の人の姿で視えたけどもしかして怖い夢みた直後やったから脳の錯覚・・・？あれ・・・？さっきの見間違い・・・・？？って不思議に思った直後リビングの方から、大きな着信音が鳴りました。母のアラームです。母は、朝やたら早起きで 4時半ぐらいにアラームをセットしています。私は姉の横で寝てた母を起こしました。母は、何事もなかったようにいつも通りリビングでボーっとしています。なんだか不思議な体験でしたがよく考えたら、自分がいてる部屋の掛け時計も見えない私がリビングの奥にあるキッチンに立っている人の服の柄なんてしっかり見えるわけないよなぁ。私は普段からなんでもかんでもホラーなフィルターをかけて考えてしまう所があるので寝ぼけた私の見間違いだったというならそれが一番いい事です。でもビックリした〜。