手紙

皆様こんにちわ 店長の睦です 以前、グレーテルのかまどの番組で 小説、「食堂かたつむり」の作者 小川糸さんが 「料理は手紙だと思う」 と言っていました。 作った人の想いが込められている手紙だと。 さすが、小説家さんは表現が違うな! と感動したんですが 料理が作った人からの手紙なら いつもそれを食べてる私達からの手紙はお返しは一体なんなのだろう? と考えました。 それってやっぱり、空になったお皿かな。 「おいしい!」とか 「また作ってね!」とか、一言言うだけでも うれしいお返事だと思うのです。 祖母の家での晩ご飯は 休日は私と姉のリクエストで鍋が多いんですが 鍋の時はいつも、祖母にオニギリを握ってもらうんですよ。 祖母がいつも米屋さんに、その時期一番おいしい米をきいて買うみたいで 電気窯で炊くのではなく ガス窯で炊くからこれまた美味しいんですけど 祖母の握ってくれるオニギリが最高すぎます。 絶妙な塩加減もさることながら ギュウギュウに握るんじゃなくて、ふっくら握ってくれるところも素敵。 祖母の愛情を感じます。 だから、最初は私と姉は祖母のオニギリを堪能する為に お漬物もノリもつけず、 白飯のオニギリを、そのまま味わいます。 そして、その後は祖母が漬けてくれたお漬物と一緒に食べます。 すると、これがまた最高の上をいく超最高。 幸せが口いっぱいに広がって 気がつくと大皿に乗っていたオニギリのほとんどを 私と姉でぺロリと食べてしまっています。 ここまで食べても祖父は 「まだオニギリ残っとるがな!しっかり食べや!!」 と喝ってくるんですけど 「ちゃんと食べてるやん!!」 と、こちらも怒鳴り返しながらも 祖父の「食え食えコール」に愛情を感じます。 「料理は手紙」かぁ〜 確かにその通りだと思いました。 お皿を空にする事だけは誰にも負けないMr.