夢をかなえるゾウ2

皆様こんにちわ 店長の睦です 夢を叶えるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 読破しましたー! これぐらいの内容なら、じっくり腰を据えて読むと半日もかからず読めちゃうのがいいですね! なんだか一気に読み終えるともったいない気がして 私は毎日ちょっとずつ楽しんでますけど! あらすじ 今作の主人公は売れないお笑い芸人「西野勤太郎」。 学生時代の夢を捨てられずに脱サラしてお笑い芸人を志すも、 鳴かず飛ばずで8年が経ち、34歳になってしまった冴えない男性。 自分より年下の人気芸人にはバカにされ、 後輩にどんどん先を越され、 いい加減に引退を考えはじめた頃「ワシとコンビ組まへん?」とガネーシャに声をかけられます。 ガネーシャに 勝手に自分名義でサラ金に多額の借金を作られた主人公。 3ヵ月後に行われる日本最大のお笑いの祭典 「ゴッド・オブ・コント」で優勝するほか道はなく 主人公はガネーシャとコンビを組むことに。 でもこの「ゴッド・オブ・コント」・・・ 神様達の中で議題があがり 人間が言う「笑いの神」とは、一体誰の事をさすのか・・・ それを決めるために、神様が人間をコンビを組んで優勝を狙う 「リアル・ゴッド・オブ・コント」だった----------------------- 今回は成功だけでなく、お金が大きなテーマの一つになっています。 しかも恋愛要素も入ってます。 私の感想としては・・・・・・・・ うーん とってもおもしろかったんですけど。 個人的には1の方が好みですかね! というのは今回、 お笑い芸人の主人公と、 主人公にとり憑いている貧乏神の幸子さんにスポットが当たっているので 私が大好きなガネーシャの出番が前作に比べ、少ない。 ガネーシャの教えも前回に比べると少なく、 幸子さんの教えがメインって感じですかね、とくに後半の方は。 ガネーシャのセリフの多さから、自然にやはり1の方が笑える所も多いような・・・ そんな気もします。 それでもやはり傍若無人っぷりはしっかりと描かれていますけど! 今作の主人公は、いろいろと報われないけど、基本努力家の「良い人」なので (普段はおとなしいけど、怒るとドッカーンなタイプ) 前作の、いまいちやる気のない現代の若者って感じの主人公とガネーシャの凸凹コンビが個人的に私は好きです。 ケンカしつつも、なんだかんだ仲がいい感じがでててよかったんですが 今回、主人公とガネーシャの関係はやはり、前回に比べると希薄な印象ですかね。 そのぶん主人公と貧乏神の幸子さんとの関係は大事に描かれてますけど。 そんな前作の主人公も、今作でちょっと登場しますよ! 前作ファンには嬉しい仕様! そして、今回は挿絵がちらほらあるのも嬉しいです。 前回登場したガネーシャの親友、釈迦も登場しますが 前回とは違う一面が今作では見れますよ! 今回は前作よりも神様達が登場し、 神様たちのかけあいは爆笑ものですので必見です。 自己啓発・・・に重きをおけば 毎回ガネーシャの課題で一区切りする前作の方が自己啓発本っぽくはあるのですが 今作でも、ガネーシャや幸子さんが しっかりと道しるべを示してくれています。 今回も、ガネーシャと幸子さんの教えをちょっと抜粋。 「仕事、お金、人間関係、幸せ…… 人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。 そんで本ちゅうのは、 これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。 その「本」でも解決できひん悩みちゅうのは何なん? 自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん? 自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」 「自分らは、お金も名声も、地位も、名誉も、自分で手に入れる思てるかも分からんけど、ちゃうで。 むしろ逆やで。 お金は他人がお前にくれるもんやろ。 名声は、他人がお前を認めたからくれるもんやろ。 全部、他人がお前にくれるもんなんや。」 「赤ちゃんはな、最初は何もでけへんからこそ、 どんな存在にもなれるし、どこまででも成長していくことができる。 何もでけへんから、可能性は無限大なんや。」 「聞く耳をもつんや、それが「成長」するための最大の秘訣やで。」 「失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。 そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで」 「貧乏神から嫌われるのは『他の人が気付いていない長所をホメる』という行動です。 そういうホメ方をされて嬉しくない人はいませんから。」 「自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。 いい人ではいられなくなります。 でもそうやって欲求をぶつけながら、 それでもお互いが喜べる道を見つけていくこと―― それが、成功するための秘訣なのです」 前作と比べると好みの問題はあるかもしれませんが とても面白い本でした。 前回のラストは涙ありの感動って感じでしたが 今回のラストは、ほんわか幸せな気持ちになれるようなラストでした。 春の日向のような、あたたかいラストです。 1を読んでいなくても楽しめますが 私は是非、1から読んでみることをオススメします。 是非、3も出版してほしいです!