夢を叶えるゾウ

皆様こんにちわ 店長の睦です 最近読んでいるハマっている本があるので オススメしますね! ベストセラーな本なので 読んだことがある方も多くいらっしゃるでしょうし 今さらって気もしますが まだ読んだ事ないって方はこれをきっかけに是非一度読んでほしい本です。 夢をかなえるゾウ アマゾンで中古1円(配送料別)商品になっていたので なんとなく購入したんですが これがおもしろくて・・・! ごく平凡なサラリーマンが「神様」を名乗る謎の生物・ガネーシャの指南によって自らの人生を変えていく物語です。 あらすじ ↓↓↓ 主人公はどこにでもいる普通のサラリーマン。 彼はこれまでにも自己啓発の本を読んだり、 自らを変えようとしていたが、三日坊主の性格が災いして失敗し続けてきた。 そして、会社の先輩の友人・カワシマ(実際には名刺交換しただけ)が開いたパーティーに出席した彼は、 そこで有名人やアイドルの友達が談笑しているのを目の当たりにし、自分の住んでいる世界との差を痛感する。 その夜、彼は泥酔したままインド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」と泣き叫ぶと、次の朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が。 それは置き物から化けて出てきた神様・ガネーシャであった。主人公はガネーシャに振り回されながらも、夢を成すためにガネーシャの課題を行うことになる。 この本は自己啓発の本なんですが、 まったく堅苦しさがなく、 挿絵がまったくないのに まるで漫画でも読んでいるかのような気軽さで読めます。 というのも、関西弁を喋るガネーシャが神様なのに、 パチンコはするわ 釈迦と今生の別れコント(2人の鉄板ネタらしい)をしたりするわ 主人公のお金で勝手にゲームを買い漁るわ 昼食の目玉焼きにベーコンがついていないのを根に持ち続け遺書まで残して自殺したフリをするわ 禁煙に何度も失敗しているヘビースモーカーだわ なんかもう、はちゃめちゃでダメダメな神様なんです。 そんなガネーシャと、それに振り回される主人公のかけあいが もうまるでコントか!と突っ込みたくなるおもしろさで 本を片手に「ブフっ!!」と吹き出してしまう事多々ありです。 ガネーシャの一言一言が本当に面白くて、 神様とは思えないようなダメなところもあり それでいて人情味が溢れてて惹きつけられます。 笑いどころが多い本書ですが、 ガネーシャの教えの描写もきっちりと書かれており 普段なら押しつけがましい自己啓発本にありがちなの描写も この本なら妙にすんなりと入ってくるのが不思議な所です。 なぜなら、ガネーシャは毎回主人公に課題をだしてくるんですが 「なぜその課題をするのか?」 その答えの例えとしてイチローや、松下幸之助、トーマスエジソンなどなど・・・ 毎回有名な偉人の例をだしてきます。(全員ガネーシャの教え子や友人らしい) そういった例をだしてくることで妙な説得力があり、 ガネーシャの教えに毎回なるほどと思ってしまいます。 ガネーシャの課題は、そんなに難しい事はありません。 誰でもしようと思えば出来る事です。 ただ、それを毎日確実に続けていくとなると難しいでしょう。 それでもこの本を読むとなんだかやる気が沸いてきて この本を読む前より世界が少しキラキラして見えるような そんな気持ちになれる本です。 本気モードの時のガネーシャのセリフは納得させられる言葉が多いですよ。 きっとこれを標準語で言ってると真面目で硬い印象になると思いますが 関西弁なのでいい感じに砕けていてとっつきやすいのは やはり、作者の狙いなのでしょうか。 本を読まないと、伝わり辛いかとは思いますが ガネーシャの教えをちょっと抜粋。 「自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時、 靴はずっと気張って支えてくれとんのや。 そういう自分支えてくえてるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!」 「今まで、自分なりに考えて生きてきて、それで結果出せへんから こういう状況になってるんとちゃうの?」 「ほなら逆に聞きたいんやけど、自分のやり方であかんのやったら、 人の言うこと素直に聞いて実行する以外に、何か方法あんの?」 「それでもやれへんていうのは、何なん?プライド?自分の考えが正しいに違いない、いうプライドなん?」 「これからはな、毎日寝る前に、 自分がその日頑張れたこと思い出して「ようやったわ」ってホメや。 そうやってな、頑張ったり成長することが「楽しい」ことなんや、て自分に教えたるんや。」 「成功したいんやったら絶対 誰かの助けもらわんと無理やねん。 そのこと分かってたら、人のええところ見つけてホメるなんちゅうのは、 もう、なんや、大事とかそういうレベル通り越して、呼吸や!呼吸レベルでやれや! 二酸化炭素吐くのと同じくらいナチュラルに ホメ言葉言えや!」 「自分の『これや!』て思える仕事見つけるまで、 もう他のもんかなぐり捨ててでも、探し続けなあかんねん。 収入が不安定とか、恋人や親が反対するとか、そんな悠長なこと言ってる場合ちゃうで。 仕事間違えたら、それこそ一生 棒に振ることになるんやで。」 「でももへったくれもあるかい。今、自分、でけへん理由ばっかり考えてるやろ。 でも、みんなそうやねん。 何やかんや理由つけてやらへんねん。」 「みんな知ってんねん。 やりたい事やって 後悔せんような人生送ったほうが幸せになれるてな。 でもやらへんねん。なんでや? それは、今の自分と同じこと考えてるからや。収入。世間体。不安。 同じやで。人を縛ってる鎖なんて みんな同じなんやで。」 「人間ちゅうのは不思議な生き物でな。 自分にとってどうでもええ人には気ぃ遣いよるくせに、 一番お世話になった人や一番自分を好きでいてくれる人、 つまり自分にとって一番大事な人を 一番ぞんざいに扱うんや。たとえば…親や。」 「誰に言われるでもなく、勝手に想像してまうようなんが夢やねん。 考えはじめたら楽しゅうて 止まらんようになるんが夢やねん。」 夢がある人、ない人 今の生活に満足している人、してない人 活字を読むのが得意な人、苦手な人 この本は 垣根なく色んな人にオススメできる本です。 私もそんなに小説は読みませんが、 これは小説を読んでいるという気にならないです。 量も多すぎず少なすぎず、ちょうどいいけど できればもっとこのなんとも愛らしいガネーシャの活躍をみていたい気がします。 自己啓発の教えに興味がなくても、 ガネーシャと主人公のコントばりのかけあいを読んでいるだけでも おもしろくって読む価値ありですよ! 古本でお安くなっていますし、是非一度読んでいただきたい本です。 この本の続編がでているようなので、私もちょっくら買いに行ってきます!