レディー

皆様こんにちわ 店長の睦です このブログには書いていませんでしたが 実は、もう1匹キャバリアのわんこを 我が家の家族として迎える予定になっていました。 と、いうのも 母がフェイスブックでキャバ友の方の書き込みから 兵庫県で保護されているキャバリア(メス)の事を知ったからです。 保護されている所では、「レディー」と名前を付けられたそのキャバリアは 高速道路のインターでくくられており 極寒の夜、飼い主に置き去りにされていたそうです。 保護された時には酷いニオイで、体はやせ細っており 片目はほぼ失明状態、皮膚疾患もあるという そんな状態でした。 母はレディーを家族として迎えたくって、 それは私も同じでした。 ペットショップで新しく犬を飼うのは反対だけど そういった事情があるのなら・・・と姉も賛成。 ただ一人、父を除いては。 もともと父は動物に対する感覚が私達とずれている所があるようで 父の動物に対する愛情はどうやら芽生えるまでに時間がかかるらしいのです。 しばらくの間一緒に暮らさないと情がわかず 他人の家の犬の事にはまったく興味がない。 そんな父なんです。(しかも犬より猫派) それに加え、もう1匹家族を増えるということは そのぶん、手間もお金もかかるし、家も痛む。という父の主張。 そりゃ・・・・もっともだ・・・・・。 もっともすぎて、ぐうのねもでない・・・・・。 レディーの保護期間は約2週間。 それが過ぎれば「殺処分」 いつもは、引きさがっていた私ですが なんとか、レディーに家族の温かさや愛情を与えてあげたいと 今回の件は引きさがりませんでした。 父は相変わらず「反対だ」と言っていました。 そんな父の話を最後までちゃんと聴き その上で「どうしてもあきらめられない」という事を、粘って粘って伝えました。 レディの殺処分までもう時間がありません。 ここで説得に失敗したら、もうチャンスはこないでしょう。 後がなくて必死でした。 別にペットショップで売っている犬が欲しいわけじゃないんだと。 新しい犬が欲しくて言っているわけじゃないんだと。 どうしても、レディーを家族と迎えたいんだと。 頑張って伝えました。 すると父はトイレに行き しばらくして帰ってきたら 「殺処分の日、いつや」 と言いました。 えっ 「掲載されて2週間やから・・・もう1週間もない。」 と私が答えると 父はこう言いました。 「それまでに新しい飼い主が見つからんかったら、 うちが引き取るって電話せえ。」 「ありがとおおおおお!!!」 そうして、さっそくレディーを保護している方に連絡をとってみたら 私達の先に、 レディーとお見合いを予約しているご家族がいらっしゃったので その方達が引き取らなければ、私たちの家族に迎え入れる事ができる事になっていました。 だから、どっちにせよ、殺処分という最悪な結果にはならないわけです。 それだけでもホッと胸をなでおろした私達。 結果は、そのご家族がレディーを引き取ることになったとの事。 ・・・・・・・・・・。 正直残念でした。 正直言うと、我が家の家族として迎え入れたかったんですよ。 マダムとMr.とレディーが仲良く3匹ならんで寝ている所を想像してニヤニヤしたり レディがうちに来る日を想像してワクワクしたり・・・・・・・・ だから、 ちょっと いやかなり ガーン・・・でした。 でも、きっとこれは縁ですよね。 (レディが新しい家族の元で幸せになってくれるなら、もう何も言うまい) そう気持ちをまとめて、今回のお話は終わりました。 そうして、我が家では相変わらず 食いしん坊でヤンチャなMr.と人見知りなマダム、2匹のキャバリアとの騒がしくも愛しい生活です。 この2匹に何の不満もないけど、 ふと、たまに2匹が仲良く寝ている姿を見て (レディーが我が家に来てたら、この2匹の真ん中で寝てるのかな) と思う時があります。 (レディーの新しい家族は、ちゃんとレディーを可愛がってくれているのだろうか) と、心配になります。 だから、引き取られた後のレディーの事が書かれている ブログや記事はないか、インターネットで検索して探したんです。 見つけました。 レディーは新しい家族に 「華ちゃん」と名付けられたそうです。 体調も良く健康優良児だそうで 皮膚・耳からの菌・カビ・耳ダニはゼロ。 皮膚疾患のせいでゴソッと抜け落ちていた毛も生えてきているとのこと。 そのご家族には先住犬のキャバリアが2匹いており 先住犬の2匹も、もともとは 飼い主さんと死別し行き場のなくなった子と、飼育放棄された子だそうです。 写真にはその2匹の真ん中で幸せそうに眠っている レディー、いえ、華ちゃんが写っていました。 3匹ならんで毛布にくるまり、本当に仲良く幸せそうです。 泣きそうになりました。 本当に、本当によかった。 私達は華ちゃんの家族にはなれなかったけど、 大阪から華ちゃんの幸せをいつも願ってます。