オススメ絵本

皆様こんにちわ 店長の睦です さて、今回もペットをテーマにした記事を書きたいと思います。 でも今回は、しつけではなく ある、一冊の絵本を紹介します。 「ずーっと ずっと だいすきだよ」 この絵本の内容はですね ある男の子がエルフィーという犬を飼っていたんです。 彼らは幼い頃から一緒に育ってきたんですが 犬は人間の何倍ものスピードで歳をとるため 男の子が成長してだんだん背が伸びていくにつれ エルフィーは老いて太っていき 寝ている事が多くなり散歩も嫌がるようになりました。 エルフィーを獣医さんにみてもらいましたが 獣医さんは 「エルフィーは年をとったんだよ」 と言ってエルフィーに何もしてあげれませんでした。 ある夜に、とうとうエルフィーは死んでしまうのです。 エルフィーを庭に埋めてやり 家族のみんなは悲しくて悲しくて 肩を寄せ合って泣きました。 男の子も悲しくてたまらなかったけど、 それでも男の子の中には ある救いがありました。 それは、男の子はエルフィーに 毎日「ずうっと大好きだよ。」と言っていた事です。 この絵本のラストを少しだけ引用すると


いつか、僕も、ほかの犬を飼うだろうし、子猫や金魚も飼うだろう。 何を飼っても、毎晩、きっと言ってやるんだ。 「ずうっと、ずっと、大好きだよ。」 って。


という締め方になっています。 このラストに少なからず 「あっさりしすぎている!」や 「切り替えが早すぎる!」 という声もあるようです。 愛犬や、大切なペットとの別れを経験してきた人なら 確かにそう感じてしまう人がいるのも無理はないと思います。 本当にペットを家族として大切にしていた人達だからこそ そういった言葉がでるのでしょう。 でも、きっとこの絵本の作者は 愛犬との別れを読者に伝えようとしていたのではなく 愛犬との生き方を読者に伝えたかったんではないでしょうか。 犬だけではなく猫もハムスターも・・・・・・・ いえ、動物だけに限らず 人と人との生き方も同じ事が言えると思います。 絵本の中の文に、こんな言葉があります。 「エルフィーはリスを追いかけるのが好きで、ママの花壇を掘り返すのが好きだった。 時々、エルフィーが悪さをすると、うちの家族はすごく怒った。 でもエルフィーを叱っていながら、みんなエルフィーのこと、大好きだった。 好きなら好きと、言ってやればよかったのに、誰も、言ってやらなかった。 言わなくても、わかると思っていたんだね。」 ちゃんと相手に「好き」だと伝える大切さ。 男の子には、好きという気持ちをちゃんと相手に伝える大切さを知っていたんですね。 この絵本は、 別れの寂しさや悲しさではなく 死を通して 大切な相手との生き方を教えてくれている本です。 私も毎日毎日数えきれないぐらいMr.達に言っていて 時にはウザがったマダムから無言の顔面パンチを食らう事もありますが これからも伝え続けようと思います。 男の子はラストで 「いつか、僕も、ほかの犬を飼うだろうし、子猫や金魚も飼うだろう。」 と言っていますが きっと、これから先、どんな動物を飼っても エルフィーの事は忘れないと思います。 毎日「ずうっと大好きだよ。」と言っていたように。 ちなみにこの絵本 英語版の方の本のタイトルは 「I'll always love you」 英語版はタイトルだけで泣きそうだ・・・・・。