追体験

皆様こんにちわ 店長の睦です 日本橋で開催されている「アートアクアリウム」に行きたい私です。 「江戸の涼」がテーマだそうで もう、凄いですね。 行燈(あんどん)をテーマにしたアクアリウムがあったり 遊郭の花魁達をテーマにしたアクアリウムがあったり アクアリウムが作りだす江戸の絢爛な世界。 極彩色のアクアリウムを是非 自分の目で見てみたいですね。 姉は花魁が好きで 大学時代は花魁をテーマにした作品を好んで描いていました。 2人で行って アートアクアリウムを見て お互いどんな世界が見えたのか語りたいものです。 私と姉は性格はよく正反対と言われ、 何かにつけて好みもお互いだいぶ変わって来ました。 それでも 不思議なもんで 同じお腹にずっと一緒にいてたからか 「感覚」というものが凄く似ているものらしく わかりやすく言うと リザードンは7×5=35みたいな・・・ ピカチュウは3×5=15みたいな・・・ ストライクは7×7=49みたいな・・・ イーブイは6×3=18みたいな・・・ フシギバナは7×9=63みたいな・・・ ああぁぁ! わかりますかね!これ! これ以上ないわかりやすい例えもってきたつもりなんですけど!! 絶対分からない人いますよね! でもめっちゃわかる人もいると思うんですよ! じゃぁ あえて、わかりにっくい例えで説明するとですね この前見た「北野誠のお前ら行くな」のDVDに 事故現場を写した心霊写真がでてきたんですよ。 事故をおこして 大破している車が写ってるんですけど その車内に、無表情の女性が写ってるんですよ。 (あ、これ事故にあった人っぽいな) と私がボーっと見ていると テレビの中の北野さんが、この女性は二つの可能性があると言いました。 まず、事故に巻き込まれた人の可能性。 今は生きてるか死んでるかわからないけど、 事故が起きる前までは生きて車に乗っていたという事ですね。 もうひとつは、幽霊として最初から車に乗っていて、 この人のせいで、この車は事故を起こしてしまったという可能性。 北野さんが「どちらだと思いますか?」 と、怪談クリエイターの人に聞くと 「後者だと思います。」 「僕もそう思いますね」 というやりとりをしていました。 (え〜〜・・・。確かにそっちの方が筋は通るけど、なんかそうじゃないような・・・) と思いつつ見ていると ふいに姉が 「・・・あんた、どっちやと思う?」 とポソリと口にしました。 「前者。」 とだけ私が答えると 「メーもそう思う」 と言いました。 まぁ、結局答えはわからないんですけど。 こんな日常生活の細かいところで、 感覚がいちいち似ています。 外界から受けた刺激で 脳に流れてくるイメージが同じといいますか なんといいますか。 それについて話し合っている私と姉のやり取りは 傍から見ると不思議なものに見えるらしく 母も私と姉の会話を聞いていて 不思議そうな顔をしている時があります。 しかし、お互い違う世界が見えることもあり 姉は以前、 打ち上げ花火を見ると 花魁道中の情景が見えると言っていました。 鮮やかに打ち上げられる花火が 並ぶ行燈、花魁が着ている豪華絢爛な着物の柄に見えるそうです。 私はと言うと 打ち上げ花火を見ると冷たい夜の海が見えます。 あんなに鮮やかに熱く花火は咲いているのに なぜか暗い夜の水面が見えるんです。 ドーンドーンと打ち上げられる音も 飲み込んでしまいそうな暗い海。 花火は空に咲いているのに 暗い水面を見降ろして花火をみているような そんな感覚。 だから、お互い見えた世界が違っていても 姉が見えた世界を教えてもらうと 私も追体験のように その世界を感じる事ができるのです。 誰とでも共有できるものではないので これはなかなかにラッキーです。 だから、やっぱりアートアクアリウムに行きてぇなぁと思う私でした。