コワイ女

皆様こんにちわ 店長の睦です。 昨日は姉とホラーDVDを観ました。 大抵姉と一緒に観るといえば、ホラーDVDです。いやな双子だな。 他のカテゴリの映画は、 まず私が観て、おもしろければ姉にもオススメして一緒に観るというのが恒例です。 いつもと同じようにTUTAYAのホラーの所に行くと 私達お気に入りのシリーズがすべてなくなっていました。 ショ・・・ショック・・・。 全巻観といてよかった〜。 私達にもこだわりがあり、 それは一本の長い映画のDVDではなく 短編がいくつも収録されているオムニバス形式のものが好きです。 ホラーが観たいのに ちんたら1時間半も謎を解かれてると飽きてくるのでね! この日観たDVDはこちらですよ〜〜〜(苦手な方閲覧注意) コワイ女 「カタカタ」 「鋼」 「うけつぐもの」 3編が収録されているオムニバスホラーです。 これ、パッケージに惹かれて借りたけど 大学時代に友人と大学の図書館で観たなと言う事を 最初の5分で思いだしました。 幸いにも、当時は「カタカタ」しか観てないし、 もうほとんどうろ覚えなので 新鮮な気持ちで観る事ができました。 パッケージにもなっている 「カタカタ」 あらすじを簡単に説明しますと(注:ネタばれアリ) 不倫している若いOLの家に 不倫相手の奥さんと思われる女性が包丁を持って OLを追いかけまわします。 必死で女から深夜の町を逃げるOL。 でも、なぜか町には誰もいなくって・・・・・・ まぁとりあえずずっと女性に追いかけられています。 誰もが、 誰かに追いかけられる夢を一度は見た事があるでしょう。 そんな悪夢を具現化したような話です。 これね、怖いですよ。 ただ、残念なのが 真っ赤な服を着た女性が、 包丁をもって鬼のような形相で追いかけてくるんですが 話が進めば進むほど 段々妖怪じみてきて CG使いまくりでちょっと萎えます。 登場してすぐは、本当鬼のような形相なんですけど 女優さんの演技なのか CG使ってるか使ってないかわからないのです。 それぐらいが一番怖いですね。 後半に行くほどCG使いまくりなので あまり怖くなくなってくるけど もし、前半の容姿のまま 気が狂ってる女性に いつもとなんだかどこか違う夜の町で 隠れたり 罠にはまったり 見つかったり 追いかけられ続ける物語なら 私のホラーDVDの中でも、Top3に入る怖い話になってたと思います。 ちょっと残念。 そして 「鋼」 というお話。 このDVDを観た人は 「鋼」が一番好きだという人が多いみたいですね。 簡単なあらすじとしては 会社の上司に妹「鋼」とデートしてほしいと頼まれる主人公。 いざ、浮かれて鋼を家に向かえに行くと そこにいたのはズタ袋をかぶったまま生活している不気味な女の姿でした。 どん引きした主人公、でも上司の手前、逃げるわけにもいかず・・・ この鋼ちゃん。 何があってもズタ袋をとりません。 主人公が取ろうとすると、発狂して大暴れしました。 美脚がシュールさをより一層引き立てています。 この話、断トツで人気があるのがわかる気がします。 ホラーDVDに収録されていて、確かに不気味なのに 笑いが止まりません。 鋼ちゃん 初めてのデートではしゃぎすぎて転がり落ち 川にプカプカ流されていたり 主人公を気に入った鋼ちゃんが 吹き矢で主人公を狙ったり。 もうカオスすぎて、いちいち笑えます。 恐怖とシュールと笑いをこねたら、この作品ができたという感じです。 このシュールな笑いは実際観ないと伝わらないと思いますが 前半は本当に笑えます。 後半に行くと、ホラー寄りになってきますが、やはりカオスです。 足だけで、鋼を演じ切った女優さんは凄いですね・・・。 最後の「うけつぐもの」ですが こちらは王道のホラーです。 王道ホラーなのに、前の2作が異色過ぎて逆に浮いて感じるくらいです。 演出、舞台が和製ホラーゲーム「零」を思い出させる作りです。 外国のホラーといえば バ―――ン!!!とでてくて ギャァァァァァァ!!!が定番ですが やはり、日本のホラーは 「あれ?今なんか後ろの方に人おらんかった?」 「そんな人おらんやろ」 「え〜絶対おったって。」 とか そーゆー自己主張の控え目で細やかな 演出の方が逆にゾクッとしていいですね! 視覚的に一瞬でわかる恐怖より 後からよく考えてみれば・・・・の方がより背筋が凍ります。 うけつぐものに関しては、先ほども述べた通り 良くも悪くも王道です。 このDVDは、 構図とか演出が他のDVDとは違うのかなぁ なんか見ていて妙な違和感を感じるDVDでした。 しかしそれは悪い意味ではなく よりホラーを感じさせる 妙な空気感になっているので もしかしたら監督の狙いどおりなのかもしれません。 この監督が他にホラー作品をだしているなら 是非観てみたいと思ったDVDでした。