ナニ―・マクフィ―と空飛ぶ子ブタ

皆様こんにちわ 店長の睦です! 昨日も借りてきたDVDを観ました〜 「ナニ―・マクフィ―と空飛ぶ子ブタ」です。 前作である「ナニ―・マクフィ―の魔法のステッキ」を随分前に借りて それなりにおもしろかったのと 子ブタが登場するとの事で借りてきました。 シリーズ定番の流れとしては 大人の言う事を全然きかず、悪さばかりする子供達と、 そんな子供たちに手を焼く親。 すると突然不気味な外見をしたナニ―(乳母)がやってきて 子供たちにレッスンをすると言いだします。 ヤンチャな子供たちがナニ―の言う事も聞くはずもなく ナニ―をバカにでもするかのように更に大暴れ。 するとナニ―は服の下に隠しもっていたステッキを取り出し地面をコツン。 魔法で子供たちを懲らしめてしまいます。 ナニ―の正体は魔女なのです。 最初はナニ―に敵対心と猜疑心を持っていた子供達も ナニ―のレッスンが進むにつれ ナニ―に心を開きだし 素直な良い子に変わっていきます。 子供たちがナニ―を必要のないくらい 素直な良い子になると どんなに「ここに残ってくれ」と頼まれてもナニ―は去っていきます。 子供たちが良い子になればなるほど、 不気味だったナニ―のホクロやゲジ眉や大きな鼻が消え 美しくなっていきます(多分本来の姿) 以下は毎度の事ながらネタばれ有りなのでご注意ください。 今作の簡単なあらすじとしては イギリスの田舎に暮らすグリーン家の子どもたち、 ノーマン、メグシー、ビンセントは、 農場を切り盛りするママの手伝いをしながら、 戦争に行って音信不通となっているパパの帰りを待っている。 そんなある日、戦火を避け、ロンドンからいとこのシリルとセリアがやって来るが、 このシリルとセリアが絵に描いたような 父親の地位を鼻にかけた嫌味くさいおぼっちゃまと 自分が着飾ることしか考えていないおじょうちゃまで (外見もコメディかと突っ込みたくなるくらいコテコテです) 農場3兄弟とウマが合わずケンカばかり。 しかも、父の兄 (つまり子供たちの叔父さん)が 自分の借金の為に農場を売却しようと、悪だくみ。 しかも母が勤めている雑貨屋の夫人は ボケていらっしゃるのかどうなのか 仕入れの商品をしっちゃかめっちゃかにしてくれる。 母がもう限界というところでナニ―が現れ、レッスンを始めます。 前作もおもしろかったけど 私的には今作の方が面白いです。 牧場3兄弟は、家族のために父が残した農場で働く良い子達なんだけど いかんせん都会兄妹との相性が悪すぎて とっくみあいのケンカばかりで、ある意味、母の手に負えません。 それが、農場を売却しようと悪だくみした叔父がおこすハプニングと ナニ―の魔法のおかげで 互いに協力し、信頼しあい、みんな本当の兄弟のようになっていきます。 それが個人的に、今作の何よりも好きな所です。 鼻もちならない、おぼっちゃまシリルが 最初犬猿の仲だったノーマン(長男)の言葉を信じ、 実の父に必死に立ち向かう所は見どころです。 そこで、父の地位をずっと鼻にかけていたノーマンが ずっと密かに抱えていた家族への心の重りを知る事ができます。 ちょっと泣きそうになりました・・・。 どんなに偉そうな子供でも、 どんなにおしゃまな子供でも 小さい子供にとって 親というのは一番大きくて大切な存在なんだなぁと思いましたよ。 そして、ナニ―は魔法で子供たちのお手伝いはするけど 全てナニ―の魔法で解決してしまうのではなく ここ一番と言う時は 子供たちがお互い知恵や勇気、覚悟を振り絞り 自分たちで何とかするところがいいですね。 一見、子供向けですが、 家族や兄弟の絆の大切さが描かれていて 大人こそ気づかなければいけないメッセージが込められているお話でした。 そして子供部屋もかわいいな