デッサンの思い出

皆様こんにちわ 店長の睦です! 昨日、注文していたノートが届きました。 すごい分厚い! カワチ画材さんのオリジナル商品だそうです。 昔から私はデッサンがヘタで、嫌いでした。 ですが、デッサンの大切さに気づいた今 もう一度基礎から鍛えようと思った次第です。 何日も何日も作品に向き合うのは時間に余裕がないので まずはモノや人を色んな角度から描写していこうと思います。 デッサンというか、クロッキーですね。 久しぶりにクロッキーをすると新しい発見があって楽しかったです。 人体ってほんとに描くの難しい。 今はそういったサイト様も充実しており 特に、「ポーズマニアックス」というサイト様では 人物のいろんなポーズを様々なアングルから見れて、筋肉の流れもわかるという、 なんともありがたいサイト様があって助かっています。 そのサイト様で30秒ドローイングというサービスがありまして 30秒以内にプレビューに出てきた人物を速描するというものです。 普段は絶対描かないようなポーズやアングルもでてきて楽しいです! 30秒以内に全体像を描くには鉛筆と紙をできるだけ離さず滑らすように描くなど ドローイングのポイントも記載されていて勉強になります。 デッサンって本当に大切ですね。 学生の頃は本当にデッサンが嫌いでした。 中学の時はデッサンの授業がなかったけど 高校がデザイン系のコースだった為、 嫌でもデッサンはしなくちゃいけなかったんですよ。 本当苦痛だった。 3時間近く座りっぱなしで、おんなじモチーフを見続ける。 集中できなければ時間が立つのが本当に遅いし 集中したらしたで、授業が終わった後、すごい疲労感。 デッサンに飽きて 友人達とモチーフの空きビンに練り消しをつっこみ ブスブスと鉛筆をさして 「オブジェww」 と遊んでいたら先生に結構本気で怒られた青春の思い出。 高校3年生の時に、デザイン系進学コースと、その他に授業が分かれ デザイン系進学だった私は デッサン本気コースの授業のカリキュラムでした。 ますます先生の指導に熱がはいります。 いつもはゆとり授業なのに。 もうこれがどれだけ嫌だったか! いつも (早く休憩時間になれ〜〜〜早く休憩時間になれ〜〜〜) と念じてました。 休憩時間に「その他コース」の教室に行くと まぁなんとも自由空間なのが本当に羨ましかったです・・・。 今日は、そんな高校時代のデッサンの授業でおきた 恐ろしい話をしたいと思います。 最初に忠告しておきますが グロいですよ。 写真はありませんけど、 グロ系が苦手な方は見ない方がいいですよ。 虫が苦手な方も、見ない方がいいです。 それでは、書きますね。 高校2年生で、まだクラス全員でデッサンの授業を受けていた時の話です。 デッサンの授業はいつも、出席番号順に席が決まっていて 私の座っているテーブルは 私 姉(メー) 友人(まっつん) の3人でした。 まぁいつも通りテーブルの中心にモチーフを置くんですが この日のモチーフは瓶でした。 普通の、空のワイン瓶です。 みんな静かにカリカリとデッサンを始めたわけですが テーブルに小さな虫がいたんです。 私と姉は虫が苦手なので、まっつんにティッシュでくるんで捨てて貰いました。 そして、またデッサン開始。 カリカカリカリ・・・・・ 教室にはみんなが鉛筆を動かす音だけが響きます。 たまに誰かがポソリポソリと静かにお喋りをすると 先生に注意され また静寂の中で、鉛筆と紙が摩擦する音が響く・・・ そこで、また虫ですよ。 さっきと同じ虫。 小さくて、黒い虫。 だんご虫より少しくらいかなぁ よく見ると、さらにもう一匹同じ虫がテーブルにいるんです。 「なんか、さっきから虫多くない?」 さすがに疑問を感じた私達3人。 最初に気づいたのは姉だったかな 「瓶の中でゴキブリ死んでる!!」 もうゴキブリという単語すらききたくないほどゴキブリな苦手な私ですが 衝撃とも言えるショックを受けたのは、 瓶の中でゴキブリが死んでいた事ではありません。 その死んだゴキブリが生んだであろう卵から 何十匹ものゴキブリの子供が孵り 瓶の中で食糧のない子供ゴキブリ達は 母ゴキブリを食べていたんです。 自分が生きるために、母をも食べる すさまじい生命力。 人間の子供で考えると、スプラッタどころの話じゃありません。 母ゴキブリは、 瓶のワインの残り香に誘われて入ったはいいけど 抜け出せず瓶底で息絶えてしまったのでしょう。 ゴキブリは自分の死を悟った時に、 本能的に何十個も卵を産むと聞いた事がありますが なんという子孫繁栄力。 ゴキブリ色々ナナメ上。 何十分もそのモチーフを描きづけていたのに気付かなかったのは その空瓶が暗い色をしていたからです。 でも、意識してよく見ると 何十匹の子供ゴキブリが、瓶の外にでようと 必死に瓶を登ろうとしています。 瓶がツルツルしていて、ほとんどの子供ゴキブリが出てこれなかったのが 私達にとって救いです。 しかし、そんな衝撃的な光景を見てしまった私達3人はパニックですよ。 悲鳴をあげテーブルから離れる私達。 クラス騒然。 みんな、なんだなんだと集まり、そこで目に入る衝撃の光景。 そしてまた教室に轟く女子の悲鳴。 もう、デッサンどころじゃなくなって授業は一時中断。 先生が瓶を処理してくれる事になったんですが あれから瓶をモチーフにしたデッサン画を見るたび 当時の出来事を思い出す私です。 皆様も、甘い香りの残る瓶には気をつけたほうがいいですよ。