産業連携報告会

皆様こんにちわ 店長の睦です! 午前中の記事にも書きました通り、 午後からは部長と東大阪のクリエイション・コアの 大阪芸術大学と企業と産業連携の報告会に行ってきました。 これは何かと言うとですね〜〜〜 大阪芸術大学の学生さんと 中小企業が組んで商品開発しようというものです。 学生さん達は夏休みの間 時間を見つけては研究室に通い 企業の方のニーズにこたえるデザインを提案し 商品を一緒に作っていきます。 学生さん達には、ちゃんと企業様からデザイン料の報酬が支払われます。 しかし 産業連携の期間が終わって、企業のニーズに応えれるデザインが出来なければ商品は実現しません。 今日の報告会では6社の企業様と学生さんが報告をなさっていました。 う〜〜〜ん 大学卒業したばかりの私は学生さんに親近感を持ってしまいますね〜〜 (緊張してるだろうな〜)とか (課題とのかねあいが大変だったろうな〜)とか。 芸術大学って、一般の大学に通ってる人が想像するより課題が多いんです。 学科によってまちまちですが、 忙しい学科だと作品提出するのに泊まりこみも普通だし バイトもろくにできないくらい。 私が通っていた大学では、あまりの課題の多さと授業のぶっ通しっぷりに 講師が「監禁」と言っていた学科もありました。 私は今企業側の席に座って学生さん達の発表をみてるけど 2年ぐらい前にあそこにいても不思議じゃなかったんだよなと思うと変な感じです。 大阪芸術大学の生徒ではないですけど、 クリエイション・コアには私が卒業した神戸芸術工科大学も入っていますし 私は興味がなくて参加しませんでしたが 友人はちらほらと地域と連携してデザインする企画に参加していました。 学生さん達が 「どんな製品をデザインしたか」 「この製品の特徴は何か」 「この製品を作るまでにどんな事をしたか」 「この産業連携を通して一体何が得られたのか」 多分みんなこんな流れでプレゼンの内容は組み立てられていました。 プレゼンの内容もですけど 私はプレゼンの仕方にも注目していました。 大学の時、よく課題提出の後は合評が行われていました。 合評の時は、まず初めにみんなの前で作品の説明をします。 作品は凄いのに、 みんなの前で喋るのが苦手なのか ボソボソと小さい声になったり やたらと早口になったり そんな子が結構たくさんいてたんです。 しかも面接官の如く前にずらっと並んだ先生達に作品の事をつっこまれる事も多いので そーなると更に声が小さくなったりで マイクを使っても何を言っているのかわからくなったりします。 いつも損してるなぁ〜と思って見てたけど 逆に普段は本当に大人しい女の子が 合評のプレゼンの時は驚くほどハキハキと喋り 先生達に作品の事をつっこまれても 「なぜ、その表現にしたか」 とハッキリと伝えていた時は ほとんど喋った事もないような子だったけど、 おもわず感心してしまいました。 他の大学に比べ、芸大はプレゼンをする機会が多いから 学生の内に練習しておいた方が後々役に立つと思います。 学生さん達がプレゼンを終えた後は 連携をした企業の方がスピーチをする流れでした。 弊社は今は産業連携をしていないので聞いているだけだったけど 私もこの産業連携の報告会で勉強になりました。 商品開発って、どの企業も同じプロセスを踏むと思っていたけど 同じようなプロセスの中で、 その会社オリジナルの工夫が組み込まれているんだなぁと感じましたよ。 ちょっと一度MILCAの商品開発の中でしている工夫というのも振り返ってみたいと思います。 そして学生さん達を指導していた 大阪芸術大学の中川先生。 後でお話した時にわかった事なんですが 昔、神戸芸術工科大学のプロダクトデザイン学科の講師をしていらしたとの事。 これにはビックリでした。 今はMILCAは産業連携をしていないけど 私はいつか近いうちに実現してみたいなって思ってます。 今なら 大学を卒業してまだ間もないので 学生の立場にたって 学生さん達の気持ちを汲んであげれるのでないかと思うし 企業としての考え方の部長達との 中間のようなポジションで また違った視点で商品開発にはいっていける気がします。 なにより私自身、得るものが大きいと思うから いつか産業連携に携わってみたいなと思った報告会でした。