外で絵を描く

皆様こんにちわ 店長の睦です! 明日は日曜日ですね〜 皆様はどんなご予定がおありでしょうか? 私は毎週、次の日曜日こそは家に引きこもって作業するぞと誓いつつ なんだかんだで毎週でかけています・・・。 明日こそ作業に没頭できたらいいなぁ。 ひきこもって作るといえば、 大学生の時のイラストレーションの授業で 「何も考えずに筆を滑らしてキャンバスを埋め尽くす」 という授業がありました。 最初の週は下書きで その次の週はペン入れで その次の週は絵具で色をつけるという 技術を磨くというよりは、感性を磨く授業でした。 思ったまま筆を滑らすので、 最初の下書きと最後の仕上げがまったく違う絵なんです。 週ごとに助手さんが写真に収めてくれるので、 後の合評で見返すと、 全然違うように変化していく絵がおもしろいんですよ。 この日は、初夏で、すごくいい風が吹いていたので 教室を抜け出して、 教室の外で友人たちと各々描いていました。 教室にはドアが2つあって、ひとつのドアは学科棟の廊下なんですが もうひとつのドアはガラス張りで、そのドアをあけると 学科棟の外にでれるんです。 私の通っていた大学は、神戸の田舎の方にあるため 大学内も緑が豊かでした。 どこ向いても緑か学科棟。 そして、高台のほうにあるのか、大学の中心にある芝生広場から、 夜は町の夜景がきれいに見えていました。 何より大学内にほとんど電信柱がなかったので 澄み渡るような青い空の時も 燃えるような夕日の時も 電信柱に空がひっかかっていないことが 何より私には魅力的でした。 見渡す限りの青い空と 初夏の青々とした芝生 吹き抜けるような風 片道2時間半かけてでも、この大学に来てよかったなと思うには 十分な爽やかさでした。 きっと、都会の美大に通っていたら こんな爽やかさを身近には味わえなかったんだろうな。 美しいだけでも、不便なだけでもない、 優しい景色を日常で感じるたび、私はいつもそう思っていました。 友人とお喋りしながら自由に描いていると 教室から先生も 「いい風だね〜〜〜」と出てきて みんなでしゃべっている間に キャンバスが風に飛ばされて 「あれっ!俺のキャンバスないっ!!」 「あっ、あそこや!」 ゴロンゴロン←キャンバスが風で飛ばされる音 「ちょっ、待ってーーーー!!(泣)」 「www」 こんな、外で絵を描くならではの、たわいない情景。 それも、また楽しかったな。 さすがにこの季節に外で描くのは凍えるのでつらいですが 春になったら、また外で絵を描くのも楽しいかもしれません。