リリパ2

リリパの続きですね。 こちらの素晴らしい笑顔を披露してくれているのは 通称ピッコロです。 彼も高校、大学と一緒です。 彼は高校の時から漫画家を目指していますが 高校の時、いつもみんなにピッコロが描いた漫画を笑われていました。 確かに絵もストーリーも、あまり上手とは言えなかったけど ピッコロのスゴイ所は いつも努力を怠らず 誰に何を言われても前向きにひたすら頑張っている所です。 普通、誰かに自分の描いたものの悪い所を指摘されると 落ち込んだり、ムっとしたりすると思います。 ですがピッコロはいつも 「そうか!気づかんかった!なるほど〜〜」 と素直に受け取り、常に上達を目指してひたすらに頑張っていました。 いつも私と姉はそんなピッコロをスゴイなぁと感心してました。 そしてそんなピッコロは、大学の卒業制作で一番上の賞、学長賞に選ばれました。 友人たちもみんなピッコロの受賞を喜んでいました。 誰よりも真面目な性格で、素直で優しく努力家なピッコロ。 いつもクラスのいじられ役だったけど、 クラスの連絡網をしたり、 めんどくさい事も進んでやったり ピッコロの事が嫌いな人はいないと思います。 「笑ってはいけない」ゲームをクラスの男子達が放課後していたので 私もそれを一緒に見ていたんですが 全然ウケなかったピッコロが、ゲームが終わって最後の締めのポーズをした時 ポーズを勢いよくつけすぎたのか すごい音をたててズボンのおしりの部分が勢いよくやぶれた時は みんなピッコロに笑いの神が降臨したと思ったものです。 高校から描き続けている彼のキャラクターが、商業誌で見れる事を楽しみにしています。 実は私、このリリースパーティーである人物が来てるという事をきき ずっと探していたんですが中々あえず、 トイレ待ちしてる時に後ろから肩をたたかれ振り返ると・・・ いました。 変わらない笑顔に、思わず大声で名前を叫んでしまいました。   彼はダンスチーム、GROOVINのダンサー、シンゴです。 今回はダンサーとしてパーティに参加して そのダンスの腕前を披露してくれました。 髪が、ドレッドやツイストだったのが茶髪パーマになってて 少し印象は以前と変わったけど、最後に会った時と変わらない笑顔のままです。 彼は大学で同じ学科だったんですが 大学の時にはすでにプロのダンサーとして活躍しており ダンスで関西1になったり、 子供たちにダンスを教える講師として様々な場所で活躍していました。 よく彼も授業がない時は私達がいつもいる場所に来て まったり寝たり、ゲームしたり、課題したりしてたんですが いつもダンスのレッスンやイベントで疲れているのか シンゴがちゃんと踊っている所を大学でみたことはありませんでした。 初めて彼がちゃんと踊っているのを観た時はテレビの中で 鈴木紗理奈とISSAがMCをしているダンス番組でした。 その放送をみた私は、彼のダンスに圧倒されてスゴイ、という感想しかでてきませんでした。 いつも爽やかで、無邪気で、それでいてどこか落ち着いて大人びていて 人懐っこいようで、一匹オオカミな所があるシンゴ。 シンゴは女子が多いビジュアルデザイン学科でも、 いつも学科内でも数少ない男子のグループといるか 一人でフラフラしているかなので 学科内でも、私と姉以外の女の子と喋っているのはあまり見た事がないし 休みがちなうえ、中退したし あまり学科の子達からは馴染みがないかもしれないけど 彼を知る人達は、みんな彼に一目置き、尊敬のまなざしを向けていました。 言葉にすれば、カリスマ的なものだったと思います。 なぜ私が彼を探してたかというと、 彼はダンスを本気でやりたいからという理由で大学を中退したからです。 しかもみんなに黙ってフェードアウトみたいな感じで。 私が彼を探していた理由は久しぶりに会いたかったのもありますが もうひとつ。 :「一緒にシンゴの授業の履修登録考えたったのに、いつの間にか学校やめてるとはどーゆー事やっっ!!」 バシッバシッ ダンスのスケジュールが忙しく、なかなか学校に顔をだせなかったシンゴは 留年危機生でした。 同じく、別に忙しいわけじゃないけど留年危機生だった私。 自分の履修登録の計算もろくに出来なかった私ですが 頼れるみんなが授業でいない為、留年危機生2人組で一生懸命 締め切り近いシンゴの履修等特の単位計算をしたのでした。 本気で怒ってはいないけど、 今度会ったら挨拶代わりに、とりあえず文句を言ってやろうと ずっと胸に秘めていたので 言いたかった事が言えて、そして謝ってもらえて満足です。 姉が「もううちらの事忘れられたかと思った」と言うと 「こんな強烈なキャラ他におらんやろww忘れるわけないww」 と言われましたが 周囲を取り巻く濃いキャラ達の中で私達が強烈だなんて 一体彼の中で私達がどんなキャラなのか気になる所です。 ビックリしたのが、久しぶりに会ってハイタッチした手のひらの皮が 本当にかなり分厚く、 この手のひらで物を触る感覚あるのか?と疑いたくなるほどです。 プロとして活躍し、ステージに立つと圧巻のダンスを見せてくれるシンゴですが、 想像もできないほどの練習を重ねてきた事がわかる手のひら。 まさか、ダンスだけじゃなく手のひらの皮にまで 圧倒させられるとは思いもよりませんでした。 リリパの記事は、次でラストになります。