最終報告

皆様こんにちわ 店長の睦です 今日はお昼から中小機構の最終報告会でした。 簡単に説明すると 以前紹介した、北川景子の旦那様(予定)の大音さん。 商品開発や流通、ブランディングとか色々 第一期、第二期とアドバイスやサポートをして頂いたわけですが その契約が終わってしまったので 今までの事を中小機構の偉い方にご報告するというものです。 メンバーは前の焼き肉メンバー+中小機構の鳥渕さんにボスと呼ばれている橋本さんです。 MILCAが立ち上がった経緯や商品を作って今に至るまでの話を橋本さんに 報告をしたあと 鳥渕さんに 「それでは、何が一番成果だったと思うのか一人ずつ尋ねてみましょう」 と言われ、社長、部長、私と答えていきました。 私が大学生の時にMILCAというブランドは生まれ 私は大学に通いながら あれこれと商品開発に携わってたんですが 第一弾目のMary Angela。 金型の事もよくわからないし かといって芸大に通ってても商品のデザインについて学んでいたわけでもない。 素人同然の私が初めて携わった、会社の自社ブランドとしても初めての商品 Mary Angelaのアイラッシュケース。 1年以上経った今、思い返しても ただ つらかったとか 楽しかったとか そんな一言ではとても括りきれない想いがあります。 大学卒業間近で、自分の進路の事や、会社の未来の事など 商品開発の時期、約半年位の間に10年分考え事をしたっていうぐらい色々考えて やっと出来たピンク、白、グリーンのケース。 きっと大音さんがアドバイザーとして来てくれていなかったら 私はメンタル的にもっと大変だったと思います。 初めて東急ハンズで売られているのを見た時は 部長と一緒に感動した後 「んもう!これはグリーンのケースじゃなくてピンクが真ん中やねん!!」 と言いながら 店員さんに内緒で配置をコッソリ変えてきた事もありました。 これを読んで下さっている皆様、東急ハンズさんには内緒ですよ! でも、ネットでみつける 購入して下さった方々が書いてくださっているレビュー。 自分が手がけた物が、顔も知らない人達に 喜んでもらえる幸せを私は知りました。 きっとこれが大企業の商品開発なら、なかなか個人の提案など通らないでしょう。 先日テレビで、年間300案以上でて、実際に商品化になるのは10案程 と言っていました。 経験者のいない場で下積みの経験も無しに携わるという事は 教育されて、厳選される大企業とは違う苦労もついてくるという事ですが それでも私は 自分が手がけた物が、顔も知らない人達に 喜んでもらえるという幸せを早くに知る事が出来たのです。 自分の考えたものが 顔も知らない誰かをちょっとだけ幸せな気分にする きっとこれは、私が今後どんな道に進もうともついてきて支えてくれる 人生の財産だと思います。 社長や部長みたいに、具体的に会社にとって有益だった事を答える事は出来ず 自分自身の成長の事しか考える事は出来なかったけど それを知れた事が、MILCAを立ち上げた一番の成果だと 私は実際思うんですよ。 そして大音さんは 自分が手がけた物が、顔も知らない人達に 喜んでもらえる幸せを知る為に必要な術を教えて下さった。 本当なら私も社員として会社に有益な成果として思うべきなのかもしれませんが まだ今の私ではそれは難しいので MILCAが大きく、商品展開も広がっていくようにいくように 私も色んな考えを柔軟に受け入れられて、 自分自身の世界が広いものになっていけばいいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 あれ?反対? 私の世界が広がるからMILCAの商品展開も広がるのかな? モノ作りには コストや技術、期限など色々な現実的な問題がありますが 一番根底にある 「モノ作りとは誰かの幸せを願う事」を これからも決して忘れないでいようと思います。