家族の対話2

家族の対話その2です。 皆様は兄弟や姉妹間での対話はありますでしょうか? 私は双子の姉妹で今までずっと一緒にいたからか お互い仕事が別々になっても 家に帰れば以前と変わらずという感じです。 私達は二人っ子で、いつも一緒にいてたので 年の離れた姉妹や兄弟という感覚がイマイチわからないのですが 意外と周りの話を聞いていると、そんなに会話は多くないみたいですね。 友人達からみると私達姉妹は仲がいいそうですが 日常のちょっとした口ゲンカは お互い大人になった今でも絶える事はありません。 先日も、多分ストーブをつけるかつけないかという理由で 私と姉の会話はケンカじみた事になっていきました。 私「アンタは頭が固すぎるねん!もうちょっと柔らかく考えや、頑固やねん!」 姉「頑固って、どーゆー所がよ」 もはやストーブをつけるかつけないかの問題ではなくなってきています。 私「いつもいつも、こうであるべきって決めつけすぎ!」 姉「それって言いかえれば信念があるって事やろ」 Σポジティブぅぅぅぅ!! 相変わらず自分に対してポジティブな姉ですが 私も負けじと言い返します。 私「頑固なんと信念があるのは違う!!」 信念は何か一つ筋を通す事だと思いますが なんでもかんでも頑なに人の意見を聞かず(いや聞いてもなお) 「こうであるべき」と頑なに通すのは、 それは周囲にただの頑固者だと思われるものです。 信念だと言われるか、ただの頑固者だと言われるかは その人の日常の態度によって左右されるのも、これまた事実なのです。 姉「どうせアンタはメーが何したって欠点でしかないんやろ!」 おおっとここで姉も本腰をいれて反撃してきました ちょっと声が荒いでいます。 姉「メーに10いい所があったって、アンタは2しか認めへん!」 ・・・・・・・・。 まぁそれは確かに。 私はしばらく考えて 私「それは認めるわ」 姉「でも、それはしゃーない事やねん。ずっと一緒におるからな。 お互いに嫌な所をいっぱい知りすぎてるねん。」 確かにね。 一番近い所にいてるから 一番厳しくなってしまうのは確かにある。 他の人だと許せるのに 姉だから許せないと思う事もたくさんある。 全然性格も、今は外見も違うけど もしかしたら同族嫌悪な所があるかもしれない (姉にアンタと同じって失礼な事を言うなと怒られそうだけど) 姉「メーだって一緒やわ。アンタに10いいところがあったとしても メーは2つしか認められへん」 お互い様という事か。 むしろ姉が認めてくれた その2つというものに本当に救われた事があるのは事実だし 普段から10全部認めてくれてたらありがたみがなかったと思う。 私「まぁ・・・2つしかなくても、その2つが大きかったら別にいいか・・・」 と私が思いだしながらつぶやくと 姉は少し困惑した顔をしながら 姉「え・・・いや・・・その2つもそんなに大きくはない・・・」 Σ何ーーーーーーーーーっっっ!!? 何その私の一人芝居!!!! 挙句の果てに 姉「あなた達(私と母)は脂肪があるから寒くないでしょうよ!!」 私「はぁああぁああぁあああぁあ!?」 と失礼極まりない暴言を浴びせられケンカの雰囲気にもなったんですが ケンカの雰囲気のままなぜか 「今日湯船にお湯はろっか」という話になり 結局この話の顛末は 友人の母が持ってきてくれた みたらし団子を二人でのんびり 姉「甘すぎない所が美味しいな〜。なんか食感も手作りって感じがする〜〜〜」 私「メーいかにも好きそうやんな」 姉「うん、好きやな〜〜〜」 と言いながら、ほのぼの美味しく食べて終わりました。 ・・・まぁ、こーゆーもんですよね。 一番近い所にいるから嫌な所を知りすぎているのは事実だけど 一番近い所にいるから、それを許せているのもこれまた事実。 それが他人と家族の違いではないでしょうか。 姉が私に言うような事を 他人に言って我慢できる人は相当のドМだと思うし 逆に言えば私も姉だから無茶な言いぶりをされても流すことができる。 温かいお茶を飲みながら (ま、いっか) となるそんないつも通りの日常でした。