母と子

皆様こんにちわっ 店長の睦ですっ 最近出荷作業でバタバタしていたので 今日はいつもより更新したいと思いますっ 今日パッケージをまっすんと部長と折っている時に まっすんとお子さんがケンカした話をきいて 「そういえば」 と思いだした話があります。 高校の頃、大学の頃と私と姉は、母とケンカしては 近所のじぃちゃん(母方)の家にプチ家出してました。 あの日も確か母に怒鳴られ 姉と二人でじいちゃん家で ばぁちゃんに晩御飯を作ってもらいました。 そして私と姉がじいちゃんに 母への不満をぶつけていたら しばらくじいちゃんは「うんうん」 と私達の話をきいた後 「お母さんは人としてはお前らより生きてるけど、 親子としてはお前らと同い年やからな。」 と言いました。 なんだか目から鱗でした。 そしてじいちゃんは 「お前らが大人として未熟な所があるように、お母さんも母親として未熟な所があんねん。お前らが若いようにお母さんも母親としてまだ若いからな。」 と言いました。 「お母さんとばあちゃんも今では仲良くやってるけど、 昔はよくケンカしとったわ。」 あの穏やかで優しいばぁちゃんが母に怒鳴っている所なんて 想像もできませんが 母に「昔はよくばあちゃんにどつかれた」ときいて、びっくりしたもんです。 そしてじいちゃんは 親子は母と子供が「親子」として一緒に成長していくものと言いました。 その時私はじいちゃんを さすがでかいなぁーと思いました・・・。 私達からしたら「母」は生まれた時から「母」なので 「親子」としては自分と同い年なんて思った事もありませんでした。 昔から自分より色んな事が出来る母を 自分の倍以上生きている母を 「まだ若いから未熟な所があるのはしょーがない」 なんて思えるはずもなく 真剣に怒鳴り散らす母を私はどこか冷めた目で 「大人なんだから、怒る時も子供にたいしてもっと余裕の態度をみせるべき。 口汚く下品に怒鳴り散らす母親なんて・・・」 としか思えてなかったと思います。 (誰がそうさせてるんだって話ですが。) それは母にたいする子供の甘えだという事も 当時の自分には認める事すら悔しくて 母に反発していたのだと思います。 でも、じいちゃんに言われたとおりに 「お互い親子としてまだ未熟で、一緒に成長していく」と考えると 何と表現したらいいのかわかりませんが 何かを素直に受け入れれるような気がしました。 「何かって何」ときかれるとうまく言葉にできませんが・・・。 自分より母の方が上だと思うと、ちょっとした事も認めれなく思うけど 自分と一緒だと思うと また少し、違った考えかたが出来る気がします。 性格も正反対の私と母 完全無欠の人なんていないように お互い完全無欠の「母」と「子」なんて絶対出来ないけど(特に私が) それでもちょっとずつ、 ほんのちょっとずつなら 補いあう事なら出来るかなって 思えるようになったのは親子としてちょっとは成長できたという事でしょうか 思い返せば、じいちゃんにいつも母への不満を言っても 「確かにあいつはそーゆー所あるな」 と共感してくれた後で 「でもお前らももっと気をつけなアカン」 と言い その横でばあちゃんが 「怒られへんように先にやっとくねん」とアドバイスをくれます。 私達が食べたいと言ったメニューがいっぱい並ぶ ばあちゃんの作ったおいしい晩御飯に 話をきいてくれて さとしてくれる じいちゃんとばあちゃん。 私達にピタっとひっついて離れない おばあちゃんわんこの小町。 幸せだなって 心から思います。 今年の敬老の日は何をしようかなぁ