夏目友人帳

皆様こんにちわっ 店長の睦ですっ[:鳥:] はい〜 では今日も私のオススメを紹介していきます!! 今日も少女漫画編でいきましょう!     夏目友人帳 以前紹介した「花の名前」と同じ掲載誌なんですが 花の名前の方がマイナーですね[:たらーっ:] こちらは今とっても人気がある作品なので、ご存じだったり好きな方は多いんじゃないでしょうか。 この作品の何がいいかっていうと とにかく泣けます。 1巻の時点で私はすでに泣いていました・・・。 ご存じでない方もいらっしゃると思いますので 簡単なあらすじを紹介させて頂きます。 妖怪が見える少年・夏目貴志は、ある日祖母の遺品の中から「友人帳」を見付ける。この「友人帳」とは彼の祖母・レイコが妖怪をいじめ負かした結果、奪った名を集めた契約書であった。 それ以来、名を取り戻そうとする妖怪達から狙われるようになってしまった夏目は、とあるきっかけで自称用心棒の妖怪、ニャンコ先生(斑)と共に、妖怪達に名を返す日々を送り始める……。 この夏目少年は幼い頃に両親をなくした為 色んな親戚をたらい回しにされていました。 ですが、妖が視えるせいで 周りから「虚言癖がある子」「不気味な子」と気味悪がられ、いつも一人ぼっちでした。 そのせいで心を閉ざしていった夏目少年ですが 最後に引き取られた子供のいない 優しい藤原夫妻や新しい学校でできた友達や仲間ができ 今まで知らなかった人と人との間に生まれる暖かいものを知っていき 夏目の心を溶かしていきます。 ですが、それを知れば知るほど、夏目は自分が妖怪に関わっている事で、 いつかこの優しい大切な人達を傷つけてしまったりするんじゃないだろうか という葛藤も生まれてきます。 そして一方で、「夏目友人帳」を巡り関わっていく妖怪との関わりの中で 夏目は今まで迷惑でしかなかった妖怪達の存在が だんだん彼の中で変わっていきます。 この作品は田舎が舞台なんですが そこまで田舎じゃない所で育った私でも なんだか知っているような、懐かしい気持ちにさせてくれる不思議な作品です。 そしてこの作品を読み終わったあとは 優しくいようと思わせてくれます。 誰かと誰かの間に生まれるものを 作者の緑川ゆきさんは とても大切に、大切に描いています。 それは人と人であったり 妖怪と妖怪であったり 人と妖怪であったり もしくは人と物であったり 様々ですが とりあえずハンカチは用意しておいてください。 作品の中には少女漫画らしく恋愛のエピソードがあるものの 主人公の夏目少年自身には全く恋愛のエピソードがでてきてないので 男性の方も読みやすいと思います。 しかも絵柄も独特で あまり少女漫画をみている感覚はありません。 漫画というものは一度見てしまうと よっぽど気に入らない限り あきてしまうものですが この作品は私が歳をとっても 大切に傍においておきたい作品です。 そんな暖かい気持ちがたくさん詰まった作品です。 それではやはり最後にあの言葉を言って締めましょうか。 見ればわかります!!!!