肝試し

みなさまこんにちわっ 店長の睦です[:鳥:] さて、前の記事に続きまして 少し怖い話をしたいと思います。 これは大学の後輩Nからきいた話です。 後輩のNは、美術系の大学では珍しい かなりヤンチャしてそうな感じでしたが 先輩にたいして礼儀正しく素直で 同級生からは怖がられるけど、先輩からは可愛がられるタイプの男の子でした。 地元でも友達といるより先輩といる方が多かったみたいです。 これはそんなNの先輩のお話です。 その夜、地元の仲間が集まって肝試しをする事になったそうです。 ルールは簡単、2人1組になって肝試しのルートを辿り、最後には公園の奥にある心霊スポットとして有名な電話BOXの公衆電話から電話をかけてくる事。 不正がないように、二人の携帯電話は没収しておきます。 一番最初に行くのは A美先輩と M子先輩になったそうです。 しかしこのA美先輩 非常に見える人らしく M子先輩も最初は全く霊感が なかったそうですが A美先輩と一緒にいると不思議な事ばかり起こるそうなのです。 そんなA美先輩とM子先輩が最初に行くことになりましたが 肝試しのルートは怖くはあれど、特に何もないまま 公園の奥の電話BOXが見えてきました。 「あっ、ほら、A美、電話BOXあったで!」 とM子先輩がA美の先輩の方を見ると なぜだかA美先輩は顔が真っ青だったそうです。 「ど、どうしたん!?ほら、ゴールやでっ、行こっ!!」 とM子先輩がA美先輩の腕をつかむと A美先輩は「嫌や・・・嫌や・・・」と震えだしました。 A美先輩は全くその場を動こうとしません。 仕方がないのでM子先輩は 「じゃあ私が電話かけてくるからアンタはここで待っとき」 と電話BOXにむかって走ろうとした途端 A美先輩がM子先輩の腕をつかみ 「行ったらアカンーーーーー!!行ったらアカンーーーー!!!!」 と大声で叫び泣きだしてしまったのです。 もうA美先輩は自分で立てない状態でパニックを起こしていました。 もう何がなんだかわからないM子先輩は A美先輩の様子をみて怖くなり 二人で泣きながらなんとか走って みんなが待つスタート地点にもどってきたそうです。 そんな2人の様子をみてビックリしたみんなは 何があったか聞いてみました。 「なんで電話BOX行ったらアカンかったん?」 と。 するとA美先輩は震えながら 「電話BOXの中から女の人が手招きしてた・・・」 もちろんその中にいる女の人を見たのはA美先輩一人で M子先輩には見えてなかったそうです。