みなさまおはようございますっ 店長の睦ですっ 皆様は毎晩夢を見ますか? 楽しい夢でしょうか それとも怖い夢でしょうか 皆様は明晰夢(メイセキム)という言葉をご存じですか? 普通は夢を見ているときには自分で夢を見ていると自覚できないことがほとんどですよね。 目が覚めるまでは夢であることが分からない。 ですが夢の中でもこれは夢だと自覚している現象を明晰夢と呼び、 その場合には夢の内容をコントロールすることも可能です。 私もたまに明晰夢をみて魔法使ったり空を飛んだりしています(笑) そんな夢ばかりだったらいいのですが 私は学生の頃、怖い夢を毎晩のように見ていて 夜一人で寝るのが怖い時期がありました。 もともと怖い話を読むのが好きだったから その影響もあるかもしれません。 たかが夢だとわりきってしまえると楽なのなんですけどね[:たらーっ:] ですが夢には予知夢という、これから身に起こるであろう危険を警告してくれる夢もあるので、たかが夢だと馬鹿にはできません[:冷や汗:] それに夢は何かのヒントになっている事も多いらしいですよ。 私が大学生の頃、 毎週ゼミで作品の合評が行われていたんですが 私は自分の作風が定着してきたこともあり そろそろ次のステップに進まねばならない時期でした。 だからといって、その事についてすごく真剣に悩んでいたというわけではなく 漠然と考えるくらいだったんですが[:たらーっ:] そんな時、こんな夢を見ました。 気づくと、綺麗だけれど、なぜかとても殺風景に感じる美術館に私はいてて その美術館の館長という男に案内をしてもらっていました。 そな館長はなぜか頭にウサギの被りものをしていて素顔はみえません。 年齢も不詳です。 私は最後に大きな絵の前に案内されました。 その絵は 欧米の海沿いにある都市が、巨大すぎる大津波によって、今にものまれようとしている絵でした。 その大津波と都市の大きさの対比が凄く、 私はその大津波の迫力に圧倒されていると、館長は言いました。 「この作者は大津波を描こうとしたんじゃありません」 えっ?と私が驚くと 「この作者は大津波から逃げる人達を描いたのです」 大きな絵を見ながら淡々と何の抑揚もない声でそういう館長ですが いくら見てもこの絵には人なんて描かれていません。 と、いうかこの構図では人間は小さすぎて描けないでしょう。 ですが館長はこう続けます。 「見えないものを描く。それはとても難しい事だけど、あなたはそれを目指しなさい。」 ハッキリと私は館長にこう言われました。 実際に描くものと違うものを、描かずに描く。 む・・・難しすぎる・・・ 描かずに描くとは、何かヒントを描いておいて見た人達に想像させる絵を描けという事でしょうか もしかしたら 自分の中に気づかないうちにあった答えだったのかもしれませんが 起きている時に、まずこんな事は思いつかないと思います[:ムニョムニョ:] そこで目が覚めた私はこーゆー夢を なんだかんだでかなり信じちゃうタチなので さっそく、それをふまえ 絵の構成を練りましたが、どんな絵をかけばいいのか全く思いつきませんでした。 どうやらやはりそんな簡単には描けないみたいですが あの夢は今も私の道しるべになっています[:ポッ:]