セミナー

皆様こんにちはデザイナーの睦です。

昨日はフランス人デザイナーの方の買い物に同行し(東急ハンズ)、どんな物を手にとるのか観察してきました。

買い物のテーマは「お土産」です。

デザイナーの方は結構沢山買われていたんですけど、想像と違う物ばかりでビックリでした。

海外からいらっしゃった方なので、もっといかにも「伝統!」って感じの、和っぽいものとかを選ばれるのかなと思ってたんですが、

デザイナーの方いわく、

「伝統的だけが、人の心を動かすわけじゃない。現代的と伝統的、どちらも必要。」

との事でした。な・・なるほど・・・。

そして帰ってきたらヒアリングの時間です。

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誰のために、なぜそれを買ったか・・・などなど、いろんな質問をして

デザイナーの方の深層心理を探ります。

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↑ね・・寝てないよ!瞬きの瞬間なだけだよ!

買われた物が思いのほかバラバラだったので、ヒアリングしないと今週の宿題であり来週発表の「私の考える日本土産」が見当もつきませんから気になったことは通訳さんを通じて、尋ねて教えてもらいました。

質問のひとつで

「この中で一番気に入っているものはどれですか?」

ってきいてみたら

ご親切に、気に入っている順番も並べて教えてくださいました。

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なるほど・・・。

ひとつひとつ、なぜこれを選んだか、誰にあげるのかを説明をしてくださいました。

かごに入れられた時、私が一番「マジで」ってなったのは、ちびまるこちゃんのフェイスパックなんですけど、これは18歳の娘さんへのお土産だそうです。

こちら娘さんへのお土産として選ばれた理由は

○お土産としてトランクの中でかさばらないから。

○娘が年頃になり、外見に気を使うようになったから。

○娘は日本の漫画や、グラフィックが好きだから。

○印刷の質がいいから。(白はマットなのに、黒はつやがある印刷になっててクオリティ高い)

○パッケージの形(角が丸まっているとか)など、とても日本らしいから。

だ、そうです。

ちなみに、コスメコーナーにも足を運び、娘さんへのお土産を選ぼうとしてらっしゃったのですが

ぐるっとコスメコーナーを周ったあと

「何を選んだらいいのかわからない・・(´・ω・`)」

と、ションボリ苦笑いをして諦められておりました。

プロダクトデザイナーさんなので、色の知識やセンスはバッチリな方だと思います。

それが娘さんへのお土産となると たくさんの色が溢れるコスメコーナーで困り果ててるデザイナーさんを見て

(年頃の娘のお土産に悩む父親というのは、万国共通なのだな・・・。)

と思いました。

ちょっとほっこりしました・・・(●´∀`●)

ちなみに、東急ハンズではとても気に入ったというものはなかったらしく

日本で自分用に買ったお気に入りのものは「カンナ」だそうです。

あの木材を削るカンナですね。

職人の技がつまる道具が好きだそうで

フランスでは、量産されているブランド物より、ハンドメイドの物のほうが価値が高いという認識があるそう。

それが職人の手によるものだと、なおさら価値のあるものになるんでしょうね(∵)

日本でもハンドメイドの物は価値があると思うけど・・・街を歩いていると、やっぱり特定のブランド物を持とうとする人が多い気がします(∵)

ここらへんは、日本人の「カテゴライズされた枠の中にいたい」「周りと一緒」「平均的」を好む性質と、

オリジナリティを大事にするヨーロッパ人との違いがあるのかなぁと思いました(∵)

これはあくまで個人的なイメージなんですけど、

たとえば日本人とヨーロッパ人が同じブランドの同じ商品を買ったとして

日本人は何も手を加えず、「そのブランドの物」として持ちたい。カテゴライズされた枠の中にはみ出さずにいたい。

ヨーロッパ人は、何かしら手を加えて「自分だけの物」として持ちたい。周りと同じは嫌。

実際はヨーロッパでもそのまま持つ人がほとんどなんだろうなとは思いますが、イメージとしては、そんなお国柄の違いが私の中であります。

色々と想像と違う結果となった、今回のワークショップ。

来週の発表までに「私が考える日本土産」を、(できれば)自社商品と絡めて考えないといけないのですが

どんなのにしようかなぁ(-ω-;)

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