デザインという仕事

皆様こんにちわ 店長の睦です。 昨日は夕方6時半から プロダクトデザイナーの和田浩次郎さんによる 商品開発力UPセミナー 「プロダクトデザインに出来るものづくり」 に行ってきましたよ。 自分がデザイナーに向いてると思ったことはないけど 和田さんの話を聞いてると 改めてデザイナーって難しい仕事だなぁと思いました。 よく誤解されるんですけど デザイナーっていうのは 絵心があるからなれるとかそんなんじゃなくて デザインを説明、売り込むためのPR能力 ちゃんとクライアントの目的を汲み取るために必要な クライアントととのコミュニケーション能力 商品開発の始まりから終わりまで仕事全体を見渡す広い目 今の世の中を知るための情報収集能力 得た情報を整理する分析能力 まだラフデザインの時 クライアントが商品をイメージできるようにするために描くのに必要な デッサン力と描写力。 商品開発における専門知識(印刷や成型の事など)の勉強 もうひとつひとつ書き上げてたらキリがないんですけど 必要な能力はんぱないですな・・・。 あげていかないといけないパラメーター多すぎですわぁ・・・。 ってセミナー聞いてる途中 途方がなさすぎてフッと意識が遠のきそうになりました。 改めてデザイナーっていうのは ただのオシャレな響きなだけの仕事じゃないんだなと思いました。 今私はデザインをさせてもらってるけど 実力でみればデザイナーの卵どころか これから卵を産むために ニワトリが食べてるエサを作るための肥料の原材料からでてきたカスのようなもんですよ。 自分自身のデザインに対する自信もそんなものですよ。 でもそんな原材料からでてきたカスでも 少しでも私のデザインを気にいってくれる人達がいるなら その人達に恥じない商品を作ろう。 いつか「私は尾長鶏←(天然記念物)やで!」って 胸を張れるようなデザインができればいいな。 高校生の頃は デザイナーっていうのは 自分の内側の世界が必要な仕事だと思ってた。 自分の内側を表現できる事が大事なんだって。 もしかしたらアーティストよりのデザイナーならそうなのかもしれないですね。 でも、一般的なデザイナーっていうのは まるで反対な事を知りました。 社会人になって デザインをさせてもらって デザインする人や 商品開発に関わる人や 実際に販売する人達と たくさん関わっていたら デザイナーっていうのは 自分の外側の世界こそ大事な仕事なんだと思いました。 いかに自分の外の世界の情報をキャッチできるかがミソなんだなと。 学生の頃の私がそうだったように よくアーティストとデザイナーの性質をごっちゃにする人がいるけど まるで反対の性質でした。 なので社長や部長は 私をこういったセミナーや交流会に積極的に参加させ 外の世界との繋がりや情報を持たせようという指針で それはぶっちゃけ 根っからの引きこもり性質の私にとって かなりキッツイ事ではありますが 尾長鶏だと言える自分になるにはきっと必要な事なんですね。 それをめっちゃ楽しみながらできるようになった時 やっと私はデザイナーの卵の殻を破れる気がします。 きっと私は卵の殻の中を 自分仕様にカスタマイズしまくって 超快適な環境を作って なかなか卵の殻を破ってでてこないタイプだわ・・・。 でもそれじゃヒヨコにもなれないな。 デザイナーの卵の殻を破るには まず自分の殻を破らないとですね。

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