後輩の卒業制作展

皆様おはようございます 店長の睦です MILCAは2連休でした。 最近休みの日は朝から予定が詰まっている事が多かったので 土曜日は、久しぶりにとにかく寝まくりました。 寝溜めです。 ですが 普段睡眠時間が短いからか 昼まで寝た時点で 寝すぎで頭痛がしました・・・。 学生時代なら授業や出ていく予定のない日は毎日昼過ぎまで寝ても普通だったのに 体の適応能力って凄いなぁと思いました。 それでも日曜日は一日予定があるので 今のうちに寝とこうと、一日中寝て起きている間はずっと頭痛に襲われた日でした・・・・・・・。 そして日曜日は、 王子動物園の近くの原田の森ギャラリーで ゼミの後輩達の卒業制作展が行われているので それを見に行ってきました。 1年ぶりに見る後輩たちの作品・・・。 在学中、なぜか私と姉は後輩たちに 挨拶も気軽に出来ないくらい「怖い先輩」と思われていたそうですが (一緒に飲みに行くうちに誤解はとけたようです) いつも礼儀正しくて、明るく、作品に真摯に取り組む後輩たちを 私と姉はいつもかわいいと思っていましたよ。 卒業式の後、花を手配してくれていたのが震災の影響で間に合わず わざわざ花屋さんに買いに行ってくれたり 卒業生それぞれのイメージカラーのアクリル絵の具を額にいれてプレゼントしてくれたのが嬉しくて 今もメッセージとラメピンクのアクリル絵の具をいれている額は 大切に私の部屋の飾り棚に飾っています。 1年ぶりにみた後輩達の作品は、 意外と作風が変わっていた子もいたり 作風を貫き通して昇華させている子もいたりで 私達の卒業制作展の時よりも凄いんじゃないかと友人と話しました。 そのままシャトルバスに乗って 兵庫県立美術館に行きました。 ここでは学部が違う後輩達の作品が展示されています。 先ほどの原田の森ギャラリーでは 私が在籍していたビジュアルデザイン、造形クラフト、建築、プロダクトだったんですが 兵庫県立美術館では まんが、ファッション、映画、写真を専攻する学生の作品が展示されています。 神戸芸術工科大学では、多分一番ファッション学科が評価されていて 世界的に有名なファッションデザイナーを呼んだり 卒業制作の一環でもあるファッションショーは会場に入りきれないほど人が見に来ます。 私も高校生の頃、みんなでファッションショーを見に行きましたが 無機質な服のデザインだったり カラフルな服のデザインだったり 民族的な服のデザインだったり 多種多様の服とパフォーマンスと同じく モデルさんも色んな方がいますが ショーのフィナーレを飾る デザイナーとモデル達の行進は本当に鳥肌が立つほど感動しました。 さっきまで人形かとおもわせるような冷たい表情をしているモデルさんも きっと何日も徹夜したであろうデザイナーさんも まばゆい光と溢れる音楽の中を、みんなやりきった笑顔で歩いていく。 機会がありましたら、是非神戸芸術工科大学のファッションショーをご覧いただきたいとおもいます。 そして色んな作品を見ていて目にとまったのは漫画専攻の人達の作品です。 他の作品は、その道にいてないと善し悪しがわからない所があるんですが 漫画は普段の生活から、とても身近にあるものです。 そして専門家だけでなく、一般人の読者が善し悪しを判断する。 他の学科の作品は 来客の方の肯定的な評価しか耳にはいらなかったんですが やはり漫画学科の作品は耳を澄ませていると 一般の来客の方から 肯定的な評価と否定的な評価、両方きこえてきます。 けっこうシビアな評価も多いです。 身近に存在するから すぐに否定もされるし、ネットなどでひどい中傷をされている作家さんもいるけど 身近に存在するからこそ 誰かの日常の一部で 感動を伝えたり、心の支えになったりすると思います。 時には人の考え方や生き方も変えるような作品に出会ったり。 「クリエイターは孤独だよ」 と、2年前にゼミの先生が言っていました。 何かを作り続けて発表していくかぎり 誰かから評価され続けます。 どれだけこの言葉の出典元がわかる方がいるかはわかりませんが 私の心に残る言葉の中の一つに 一つの道を究めようとすれば 必ず成功と失敗を問われる。 しかし、その道を歩む事にこそ掛け替えのない 価値があるのだ という言葉があります。 この言葉が正しいかどうかは、 歩み続けないとわからない事だと思うのでなんとも言えませんが 今も深く胸に残る言葉です。 私も、夢は叶えるよりも、追い続ける方が難しい事だという言葉の意味が 今の歳になってわかる気がします。